私は今、あさか大師の弟子僧とともに光明真言百万遍念誦(お唱え)を発願しています。光明真言は大日如来の万徳を二十三字に集めた曼荼羅(写真)で、滅罪生善・亡者回向に絶大な効験があります。
参加している弟子僧は23名で、すでに昨年10月より開始しており、2月で350000遍を超えました。参加者はそれぞれに自宅で念誦し、月初めに前月の念誦数を報告していただき、その遍数を集計しています。私は毎日の朝の先祖供養(光明真言法のご回向)で108遍をお唱えしていますので、月に3000遍ほどですが、多い方では10000遍を超えています。いずれはご信徒の方々にも参加いただき、念誦の輪を拡げたいと願っています。
江戸時代に活躍した浄厳和尚(東京湯島の霊雲寺開山)は、数々の霊験を残しました。和尚はお札や梵字を書き与えたご信徒に対し、光明真言の念誦を勧めました。その奇跡的なお話は尽きませんが、奇跡はおこるべくしておこるということなのです。微力ながら、私も光明真言の功徳を宣揚したいものと願ってやみません。