私が幼い頃の集落にはまだ「虫送り」が残っていました、虫送りは稲の害虫の駆除を祈り初夏に行われる行事でした☺。

当日は畑の崖に生えている大きな笹竹を取って来て、当地では虫送り花🌺と呼んでいた背高葵の花を七夕の短冊🔖のように笹竹に付けて夜になるのを楽しみに待ちました😊。

暗くなると私の家の前にある道の広場には背高葵🌺の付いた笹竹を持った子供達が集まってきました😄。

青年団の人達を先頭に鐘や太鼓の音に合わせて「稲の虫お~く~り、おお~くり」と唱えながら笹竹で稲を撫でながら集落の田んぼを1周しました😄。

普段は怖い夜の神社の森や墓場👻も皆で騒ぎながら通るとスリリングで楽しい夜道となりました😆。

回り終わると害虫がついた笹竹?は青年団に手渡し皆はワイワイと遊びながら家に帰りました😆。

その後青年団は集めた笹竹を川に流しに行って虫送りは終わりました、翌日に沢の小橋の下を覗くと沢山の虫がついた青い笹竹がせせらぎを覆っていました☺。

そしていつの間にか稲の虫送りは無くなりイナゴも姿を消してしまいました😌。