雪深い冬の玄関です。私がスキーにロウ(パラフィン)を塗っている所に待ちくたびれた友が「カズ、なんしてるんだよ」と覗きに来ました。その頃の山里のスキーは木をスキーの形に加工しただけのものでそのままでは板に雪が付着して滑らないのでロウを塗りました、ロウをそのまま塗ってもすぐに落ちてしまうので布用の焼きゴテ(昔のアイロン)を囲炉裏の灰の中で適温に熱したものでロウを溶かして塗りました。その日は専用のロウが切れたので仏壇から大きな日本ローソクを無断で頂き塗っていましたがロウの匂いが凄いため大好きな祖母に知られてしまいました、これは残念!、(^--^;)、決まりの悪いなかに発した言葉は「悪いな~、もうちっとで終わるすけに、待っててくれや~」。(^0^;)