高校生の時にラジオからベンチャーズのテケテケテケ~が流れると一発でシビれてしまいました。エレキギターが欲しくなり楽器店を覗くとエレキギターが一つだけ壁に吊されていました、ベンチャーズやアストロノーツのエレキギターと形がまるで違って古臭いものでしたが値段が1万円と安く何回も通って見ているとどうしても欲しくなり遂に10ケ月払いの月賦で買うことが出来ました。さて持ち帰ってもアンプも楽譜もありませんアンプの代わりに真空管ラジオに無理矢理繋ぎ弾いていると時々ビリビリと感電しながら高価なパイプラインの楽譜で練習しましたが中々思うように弾けませんでした。そんな時に幸運の女神様が微笑みチャンスをくださいました、中学の友達だった工場の子息が通りかかりに私のギターの音を聞いて一緒に弾こうと誘われました。彼の部屋は梯子を登った金属工場の屋根裏部屋にありました、狭い部屋ですがさすがお金持ちです其所には高価そうなエレキギター、アンプ、レコードプレーヤー、沢山のレコードとお菓子の別世界が待っていました。そしてギターも指南してもらい簡単なサーフィンナンバーなら弾けるようになり二人で誰も居ない工場内で大音量で弾くと上手くなった気がしていつの間にか炬燵の前にはサーフィンの大波が広がっていました。🌊🏄

女神様、楽しい青春の1ページをありがとうございました。(v_v)