休日はよく炭焼きの手伝いにかり出された。山の炭焼小屋まで山道を歩いて二時間以上もかかる上、木をかつぐ作業も大変だった。近くの沢でイワナを取って昼飯のおかずにすることが唯一の楽しみだった。