共産党の菊池議員が提訴した名誉棄損による損害賠償請求裁判の判決が来年2月29日に水戸地裁で言い渡されるようです。 本来ならばこのような裁判の判決を受けた場合、反省し、今後は発言や行動に注意し、まともな議員として出直すという話になるのでしょうが、××被告についてはそうはいかないでしょうね。

××××議員を訴えた裁判」での菊池議員の意見陳述書

2023年12月14日 13時50分51秒 | 地方政治

「『自分だけが正義で、他人はだれもわかっていない』との驕りと自己満足」の議員を訴えた裁判での菊池議員の陳述書

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   令和5年(ワ)第534号損害賠償請求事件

原告 菊池伸浩

被告 ××××

             陳述書                 2023年12月12日

水戸地方裁判所 民事第2部合議係 御中

  私は、××××氏により、名誉を著しく棄損されたので、損害賠償求事件を起こしました。その心情は次の通りです。

         記

1 経歴

  私は、昭和44年4月に茨城県の教員となり、県立真壁高校、県立鬼怒商業高校をへて平成19年3月31日県立笠間高校を最後に退職しましたが、教師生活40年(正規38年再任用2年)、多くの教え子に「公明正大」をモットーに正面から向き合ってきました。

 退職後は、共産党の桜川市議会議員であった妻せつ子からバトンを受け継ぎ、平成22年9月市議会議員に当選以来、4期目の議員活動を行っています。

 

2 被告××××の根拠のない悪罵である「二股膏薬」や「コウモリ男」という中傷は、私の40年の教員生活を汚すばかりではなく、私の前任の市会議員であった妻せつ子の活動、そして、それを引き継いだ私の議員活動を著しく汚しました。

 ××××氏は、桜川市の市会議員であり、数度の市長選に挑戦していることもあり、知名度も高く、一定の支持を得ています。その立場の人間が、市中に6950枚の中傷ビラを新聞折り込みで配布することの影響は計り知れないものがありました。よく知る人は、ひどいと言ってくれますが、黙っている人の中には、菊池議員は「二股膏薬」なんだ、「コウモリ男」なんだと思っていると思うと、絶対に赦すことはできません。

 

3 議会人として

 議会にはいろんな議員がいます。時には、意見が分かれて、怒鳴り合いに近い論争になることもあります。しかし、今回のような「討議資料」を新聞折り込みで配布したことには唖然としました。

 私は、8月15日に、筑西市の共産党の三浦譲議員と共に、「菊池議員に謝罪すること、訂正ビラ配布」を要求してきました。

 しかし、私が申し入れした後も、選挙が始まった中(2022年9月1日)に、真壁町内で、この中傷ビラを配布していたのにはあきれました。

 自分の名前入りで、他人を誹謗・中傷したビラを選挙中に配布するのは、あきらかに選挙違反です。

 私はその日のうちに、桜川市選挙管理委員会に届け出て、市選管は桜川警察署に届け出ました。選挙中に、違法な中傷ビラを配布するという行為は、明らかに、選挙候補者としての常軌を逸しています。

 

 このチラシの内容で、一番許せないのは、「なお面白いのは、この一連の出来事における共産党議員の動きです」と書いていることです。

 森林伐採問題は、「友部地区の森林伐採届を出した業者の『策動』」を、市民、市議会、市の3者が団結して、「産廃持ち込みにならないようにすること」でした。

 私も、他の市議も市当局も、産廃持ち込みになったら大変と、一生懸命であったことも事実です。

 ところが、××議員は、「市が業者を誘致して、業者を援助しているかのような【考え】を作り上げて」、議会で追及し始めたのです。

 ××議員の市議会での発言は、「開発業者と市が一緒になって、産廃処分場を誘導しているかのような」質問、発言が多くなりました。

 その発言に怒りをもった与党側議員が、懲罰や辞職勧告動議を出してきました。

 私は、こんなことで、議会が分裂するのはよくないと考え、2つの動議にはただ一人反対討論をいたしました。

 私は、××議員の立場に同情したのではなく、「意見の違いで、懲罰動議」を出すのはよくないとの考えからです。

 

4 裁判所に求めること

 私は、××議員の文章は、「疑惑追及を掲げる共産党議員でありながら、いつもながらの二股膏薬の『コウモリ男』は見事です」は、なんともいやらしい文章です。この中傷ビラ全体が、「自分だけが正義で、他人はだれもわかっていない」という驕りと自己満足の文章になっています。

私は、この討議資料を桜川市民にむけて配布した××議員に、謝罪のビラ配布と損害賠償を求めるものです。

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 2022年12月20日、水戸地裁に提訴した「『自分だけが正義で、他人はだれもわかっていない』」との驕りと自己満足の議員を訴えた裁判」も終わりを迎えようとしています。原告として、2023年12月12日に原告の意見陳述書提出しましました。

この裁判において、弁護士法人・茨城の大地の弁護士・戸張順平氏(水戸市白梅3-9-7、電話 029)221-7740)にお世話になりました。

 

尚、この裁判は、12月14日に結審し、来年2月29日午前10時に判決がでると、12月14日の正午に、戸張弁護士から連絡を受けています。