素晴らしき本丸というか、岩殿山山頂でした。
しかし、難攻&難攻、足が、膝が、爪が痛くて痛くて、泣いた!
よくぞ無事に帰還出来たと(嬉泣)。
好天無風に恵まれ、こんな感じで北側ルートから景気よくスタートしたのだが。
挑むは、中央線大月駅あたりからも見上げて驚くこの山。
中央道高速からも誰しも見上げる岩殿城。
勝頼さんがついに行かれなかったこの城、いやこの山。
山の麓から見上げると。
今から18年前、ふと東京からの帰途についでに登った。
「けっこう、まぁきつかったかな」
この安直な昔の感想が悲劇をもたらした。
この日は当時登ったルートが閉鎖されていて、北側のルートから登った。
健脚の相方がいなかったならば、まちがいなく私は途中から引き返していた。
硬い礫岩の岩盤を流れるこんな滝も眺めたが。
木の根をつかんで、鉄鎖をつかんで、最後は歯を食いしばって!
そしてついに、やったぁ!
やった、やった! やったぁ!
ほとんど泣いてる私。
相方は余裕のポーズ。
まったくもって相方のおかげ。
すげぇ富士だぁ!
眼下というより直下の大月市の街並み、景色、景色!
足がすくむ。
富士山が救いの神。
城主・小山田信茂の悲劇もまたふれなければ。
ともあれこの日、私の悲劇は無事帰還できて喜劇に。よかった!