●にっくき仇、工藤祐経とは何者ぞ! | きょうのもののふフォト列伝 ー古戦場 城 もののふ 旅ー

きょうのもののふフォト列伝 ー古戦場 城 もののふ 旅ー

熱く 燃えて 散って 逝った 我ら祖先のもののふ達 その懸命な生きざま姿を追う旅を続けています。

「遅くなりましたぁ」とはいえ、充分間に合って小林メルベさんより曽我兄弟イメージ画が送られてきた。
いかがでしょう。
近くたっぷりおごらされそうな予感あり。うーん。
 

さて、大巻狩が大々的に催され、曽我兄弟の仇討ち事件が起こった西富士は、白糸の滝が特に有名だが、この音無の滝は水量が多く豪快。
 

名の由来は?
十郎と五郎が密かに策を練って密談を交わすのだが、ゴーゴーと滝の爆音が大きく声が聞こえない。
「心無い滝よ、我らの辛苦を察してくだされ」
と願うとピタリとその音は止まったそうな。

仇の工藤祐経の宿所は滝の近くにあった。
討ち果たされた祐経の墓所がここに。
 

工藤祐経とはいったいどんな人物だったのか。
祐経は都で平氏に仕えている間、歌舞音曲に励み、鼓の達人となった。

あの静御前が鶴岡八幡宮にて、頼朝の目前で義経を想いながら舞を舞った時、祐経は鼓をうっているというではないか

源平合戦において源氏に味方、しかし武功でなく、都での経験を生かして頼朝に重用されたという。
決して「悪人」ではなさそうだが。
仇討事件の発端をひもとかねばねらない。

日本史 ブログランキングへ