やまゆり ファーム

やまゆり ファーム

原発事故の影響で警戒区域に指定されている圏内で、 殺処分対象となっている牛の殺処分を認めない畜産農家と、いのちを守りたいと願う個人の有志が運営していた「旧ファーム・アルカディア」から引き継ぎ、2012年7月に発足した、やまゆりファームの活動レポート!

初めまして。
私たちは福島原発事故による被災牛を保護するボランティアグループ、
「やまゆりファーム」です。

牧場運営全般をお手伝いいただけるボランティアさんを募集しています。
参加が可能な方は以下のアドレスまでメッセージを頂けたら幸いです。
     
yamayurifarm※gmail.com  
(※を@に変換してメッセージをお送りください)
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支援者の皆様へ

 

いよいよ新牧場の見通しがたち、やまゆりファームの牛たち(岡田所有)とともに引っ越しいたします。

今度は自分たちの牧場です。

 

一昨年に楢葉を出て以来、「希望の牧場・ふくしま」に間借りする形で過ごしました。昨年10月に飼育経費負担清算の内容についての疑問を解消するため、公的な場での話し合いをお願いしましたが、すぐに「希望の牧場・ふくしま」より、ツイッターによる「立ち入りの禁止」とブログやメールにより「牛と共に退去しろ」と要求がありました。

思い悩みましたが、何より、立ち入れないと世話ができないこと、今後のロール問題など総合的に考え、やまゆりの牛については、現在の資金を使い自分で世話をし続けられる小規模の場所に移転するという決断をいたしました。

 

その後は牧場探しに奔走しました。旧警戒区域内で60頭の牛を飼育できる牧場を探すのは大変困難でしたが、昨年12月末に協力の申し出をいただき、移転先が見つかりました。それからは牛飼育経験者の方からのアドバイスを受けながら、牧場の整備や今後の飼料の調達などを進め、牛の受け入れ可能な見通しがたちました。最終準備が整い次第、牛の移動をする予定にしています。

 

心機一転、新天地で被爆牛たちを飼育する責任を果たしていこうと思います。

 

なお、移転先については、協力者様のご意向もあり住所の公表を控えさせていただきます。

 

 

牧場探し、整備作業にあたっての妨害や、協力者の方にあらぬご迷惑がかかるのを避けるために、今まで移転の準備について支援者の皆様にもご報告せずにまいりました。一体岡田はどうしているのかとご心配をおかけしていたことをお詫びします。

無事に移転が完了した時点で、また改めて経過の詳しいご報告をいたします。

 

落ち着きましたら、牛たちの様子を随時ツイッター、ブログなどでお知らせしてまいります。

 

上記のやまゆり所有の牛移動について、「希望の牧場・ふくしま」に代理人大久保弁護士を通して次のようなご連絡を送りましたので、支援者の皆様にも公開させていただきます。

 

 

なお、複数の「希望の牧場・ふくしま」関係者から、岡田自身に度々の連絡が入り、さらに全く関係のない方へまで今回の件について接触がありご迷惑をおかけしました。

事実と違う話が流布されるのを避けるために公の場での話し合いを選び、問い合わせや通知などのやりとりについて代理人大久保弁護士を窓口とする事を再々申し入れてきましたが、そちらには一度も連絡すらありません。改めて、大久保弁護士が代理人であることを明記いたしました。



ご通知



支援者の皆様へ / 2015-1-21


 やまゆりファームも今年で3年目を迎えようとしていますが、昨年よりの懸案が未解決のまま、皆様にご心配をおかけしていることを申し訳なく思っています。

 また、ブログの更新を一ヶ月以上できず、ご報告が遅れましたこともお詫びいたします。
この間、民事調停での非公開の話し合いの場を設けましたが、牧場関係者は誰一人出席せず不調に終わりました。また、仮処分の呼び出しにも応じませんでした。
 
 ここで、改めて現在までの調停についての経過報告と、今後の方針についての代理人弁護士からのご挨拶をアップさせていただきます。

 昨年9月21日に、おおよそ1000万円近い金額の請求が、希望の牧場木野村事務局長より、やまゆりファーム(岡田)に手渡されました。その後、数回にわたり、9月末日までに振り込むように要求されました。内容について納得がいかないことなど、いくつもの疑問点があり、説明と根拠となる領収書の提示をお願いしましたが、事務局長の海外旅行と重なり、数回のメールのやりとりのみとなりました。

 話し合いたかった大きな疑問点は以下のことでした。
① 負担の割合の問題・・・牧場全体330頭の内、やまゆりファーム60頭(全頭数の2割)なのに負担割合が50%とする項目があること。
② 「吉沢氏立替金」のうち、支払先の記載がない支出が498万円。
(2013年6月160万円、2013年11月190万円 含む)
  「吉沢氏車関係費用立替金」という別項目にも、
 2013年6月約168万円、2013年11月に約196万円がある。
  上記のように同じ月に高額でしかも類似した金額のものが2回支出をされていることから、上記については説明と領収書の確認がしたい。
 
 このことについて、説明ないまま、9月28日には『サポーターなど部外者に口外しないように』という主旨のメール、10月22日には『支払いが期日通り行われないことについて、これ以上放置出来ない、仮処分を含めた対抗処置に出ます』と木野村事務局長からの最後となったメールを受け取りました。途方にくれ、私だけの対応では限界を感じて、弁護士に相談いたしました。その結果、非公開である調停の場で中立的な立場の調停員に間にたっていただくことで、一般社会としての妥当な支払額を協議のうえで結論を出す道を選択しました。また、第三者が立ち会うことで事実とは違う内容が流布されることを防止したいこともありました。段階を踏んで対処して参りましただけに、牧場関係者が公の場の専門家も交えての話し合いに応じていただけなかったのは、とても残念です。

 希望の牧場の3名の方(吉澤代表、木野村事務局長、針谷氏)の間でも、10月よりのメール、ブログやUstream等で、清算や支払いについて三者三様に相違のある発言をされています。「支払わなくてよい」といったり、「適当と思われる額を寄付してくれ」と発言したり、日付の裏付けもなくバラバラなので、どれが最終的な結論が分からないのが実情です。
 

 今回の問題は、今後の牛の飼養を見据えてきちんと清算しなくてはと考えています。また、今回の請求とは別に、現在までに、やまゆりファームは牧草ロール代を含む経費として500万円を超える金額をすでに支払って参りました。これについても、証明できる書類(領収書、メール等)を提出し、対処する方向で大久保弁護士と検討しております。


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平成27年1月21日


前略 「やまゆりファーム」へのご支援をありがとうございます。
 平成27年もこれまで同様のご協力をお願い致します。
 さて、「希望の牧場・ふくしま」との件については、皆様にはご心配をおかけしております。
 「やまゆりファーム」は、「希望の牧場・ふくしま」における経費負担について、支援者の方々からの牧場運営に対するご芳志を使う以上、経費の根拠となる領収証等や負担割合などを裁判所で決めるのが公正公平であると考え、仮処分、調停を申立てました。
 しかし、残念ながら、せっかく話し合いの場を作ったのにもかかわらず、「希望の牧場・ふくしま」が裁判所に出頭しなかったため、話し合いができず、支払うべき経費の内容が確定しないまま今日に至っています。
仮処分も調停も白黒をつけるのが目的ではなく、話し合いをするためでしたが、「希望の牧場・ふくしま」が出頭しないため、やむを得ず取下げたものです。 
相手方が勝ったわけではありません。「希望の牧場・ふくしま」が話し合いを放棄したようなものです。
 「やまゆりファーム」としては、この問題について、「やまゆりファーム」がこれまで実際に負担してきた飼料等の代金などを総合して支払金額を計算し、この金額を裁判により確定したいと考えています。
 この裁判は1月中に申立する予定です。


弁護士 大久保誠太郎
この度の「希望の牧場」よりの経費請求の件に始まった、色々な問題により、皆さまをお騒がせしてしまい申し訳ありません。
岡田が牧場の牛の世話をしに行けないことについても、多々ご心配をおかけしいていることと思います。
請求書について、調停での話し合いをお願いしたところ、希望の牧場事務局長よりボランティアセンターやコンテナハウスの使用禁止の連絡メールと「立ち入りを制限する」とツイートがあり、担当弁護士にこのメールとツイートについて相談中です。

日に日に寒さも増している中で、牧場に入れない日が続き、やまゆりファームの牛たち約60頭やとくに痩せた気弱な牛たちが、どうしているのかが気にかかっています。1日も早く以前と同じように世話や作業をしたい、そしてその様子を皆さまにお伝えできる日を取り戻すべく弁護士に助けられながら取り組んでいます。今までの経緯や発言から不安もありますが、立ち入れることが確認できましたら、頑張って通う心積もりです。

今回の件についても、できるだけ証拠や根拠のある内容を皆さまに提示しながらご説明したいと考えていますが、いろいろな話し合いが控えており、法に従いながら、よりよい結論になるよう皆さまに見守っていただきたいと願っています。

また、これまでにも宮城から通いで作業や世話をすることについて体調を気遣い、ご心配くださるメール・電話等を頂いていましたが、今回、より多くのご連絡を頂戴しています。しかしこの件については、代理人を立ての調停という性質上、お一人お一人へこれに関する説明を含むお返事はできないことをもどかしく思っていますが、なにとぞご理解いただけますようにお願い致しします。
2012年の春から楢葉町で活動していたファームアルカディアの頃、現地までわざわざ来て頂いた方、又、行くのは難しいからと遠方より応援を送り続けて下さった方々、やまゆりファームになってから支えて下さった方も含む支援者全員の皆さまへ、この場をお借りしてお礼の気持ちをお伝えさせて頂きます。

なお、牧場に行かれたサポーターの方から、やまゆりファームの牛たちも無事に暮らしていることをお知らせいただき、心くばりいただいている 静お姉さん、伊東獣医に心より感謝致しております。