北海道 網走・知床旅行 2 | ハーフリンガル歯列矯正

ハーフリンガル歯列矯正

30代になり親知らずが生え、前歯がガタガタになってしまったのを機に41歳で歯列矯正を始めて1年半後に終えました。親知らず4本と乳歯1本の計5本を抜歯し、ハーフリンガルで、矯正インプラント、顎間ゴムなどを使用しました。

2月10〜13日の網走・知床旅行の続きです。

2日目は博物館 網走監獄へ。

建物は全て服役中の囚人達が作ったのだそうです。煉瓦も北海道の土から全て手作り。どの建物もデザインが近代的で丁寧に作られていると感じました。極寒の地で罪を悔いながら、家族のことを思いながら作業に取り組んだのでしょうか。





舎房は見張台から見渡せるように放射状に5つ建っています。

画像はこちらからお借りしました

5つのうち1つは模範囚の舎房になっており廊下に暖房が設置されていますが、残り4つは暖房なし。スキーウェアを着ていましたが、見学しているだけでも寒かったです。

明治時代、ロシアの南下政策に対抗するため北海道を開拓することが急務だった日本。沢山の囚人が北海道に送り込まれ、極寒のなか道なきところに道を作ったのだそうです。寒さと過酷な役務で2割もの人が命を落とし、政府の中にも刑を受け服役している囚人にさらに重労働を課すことは二重に罰を与えることになると反対意見もあったそうですが、安価な労働力であり命を落としても監獄費を抑えることができるという意見もあってそのような政策がとられたのだそうです。


そんななか脱獄を試みる囚人もあり、実際に成功した者もいたそうです。下の写真は脱獄犯がどうやって逃げたか示す人形。天井の窓を破って逃げたそうです。凄すぎませんか?
この脱獄囚は、舎房の格子に毎日毎日お味噌汁を吹きかけ、塩分で鉄を腐らせて格子を外して外に出たのです。とても小さな枠で人が通れるとは思えませんでしたが、肩の関節を外して外に出たのだとか。すごい執念です。



見学を終えて、夕飯は網走の喜八という居酒屋さんでいただきました。何年か前にミシュランのビブグルマンに選ばれたお店だそうです。


蟹の内子(醤油漬け)と蟹みそ。内子は初めて食べたのですが絶品でした!


牡蠣と蝦夷鹿のたたき。


これは宮城県産でしたがホヤのお刺身。貝類ですかね?コリコリしてて美味しかったです。ホヤは今まで韓国に輸出されていましたが、福島の事故で日本の海産物が韓国に輸出ができない状態が続いているため大量に廃棄されていましたが、近年日本でも食べようという活動が盛んになり私も1度食べてみたいと思っていました。東京ではまだ見たことがないですが、少しずつ日本の食事にも取り入れられていくと良いですね。





釣りキンキの煮付け。見た目によらず優しい味付けでとても美味しかったです。





こうして網走の夜も更けていったのでした。

次の知床編で最後です。