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<あらすじ>
時は、清の時代。
迷える霊を救済し成仏させようと日夜修行を続ける正義の白道士、そして人間に害をもたらす霊たちをすべて撲滅してしまおうと冷酷に悪霊退治を行う黒道士。
かつて同じ師に学んだ2人のライバル道士が、激しい法術合戦の火花を散らす中、邪悪なキョンシー大魔王が千年の眠りから目覚め、地上を地獄に変えようとしていた・・・
<レビュー>
メインキャラの白道士が、キル・ビルで怪しさ炸裂の「老師パイ・メイ」を演じたゴードン・リュウだというから、期待してました。
また、「少林サッカー 、カンフーハッスル に続く・・・」という謳い文句だったので、更に期待してました。
キョンシー自体がコメディ要素を多く含んだ存在だと思うので、それはもう、とんでもないコメディなんだと思ってました。
きっと笑い死に寸前まで行くんだと思ってました。
しかし、映画開始後。
待てど暮らせど、クスリとも笑えない。
でもこれは笑いのビッグウェーブがドカンと来る予兆に違いない。
もうそろそろ来る頃だろう!
いくらなんでももう来る頃だろう!!
いい加減来る頃だからもう飲食は控えよう!!!
何度も身を乗り出しつつ、その度にフェードアウトし・・・
やっとキタコレ
白道士の助手の少年が(インディージョーンズの中国人少年とキャラ被る)彷徨える霊魂を閉じ込めた「魂の卵」を、ゾンビと戦闘中に過って飲み込んでしまいます。
その後、その少年が妊婦状態に。
それもかなりの臨月腹です。
妊婦で臨月なので、少年に陣痛が起こります。
「もうだーめだーーーーー!!!」
その時、少年がとった行動とは・・・
公衆便所に駆け込みます。
ほどなくして、少年、「出産」。
そして・・・
出産と共に、公衆便所が木っ端微塵に吹き飛びます。
どんだけの勢いで出産したんでしょう。
しかもどこから産んだの?ねぇ?何出したのよ?
そう思ったのも束の間、キョンシーの子どもが便所跡地にうずくまっています。
真っ白なホイップクリームまみれで。
第一声は「ママ~☆」
そのほかは、オーソドックスなキョンシー映画を、ちょっと古臭さにこだわって作っているという感じで、便所爆発ほどの衝撃はありませんでした。
辛うじて言えば、ゾンビのメイクはちょっとがんばってるなと思いました。
ルチオ・フルチに続く、宇治虫が付録のゾンビです。
しかし、「食堂でラーメンを注文して食べていたら、実はその食堂が魔界の食堂で、ラーメンも宇治虫だった」という設定はやはりレトロです。
あと、升目に子どもキョンシー達を並べてバトルさせるところは、「ポケモンカードバトルですか?」って感じでした。
こっちが悪玉
こっちが善玉
総合的に見ると、ごくごくオーソドックスなキョンシー映画だと思いました。
霊幻道士
がお好きな方は、懐かしい気持ちでゆったりと楽しめるかと思います。
ゆったり長編の・・・・・・・122分。
言い忘れましたが、ヒロインのおねえさんはニアミス菊川怜って感じでした。
<超主観的評価>
ストーリー★★ スリル★★ テンポ★★ バカ★★ グロ★
総合★★
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