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<あらすじ>
スーパーの日用品係アッシュ(ブルース・キャンベル)は、恋人リンダと行った山奥の小屋でネクロノミコン(死者の書)を見つけ、森の悪霊を復活させてしまう。
彼は悪霊を封じ込めようと異次元ホールを作り出すが、逆に自らが飲み込まれてしまい、西暦1300年頃の時代にタイムスリップしてしまった。
タイムスリップした現場は折悪しく戦争の真っ只中。
アッシュの目の前にアーサー王が現れ、「おまえはノースランド(敵)の兵隊だろう!」と誤解され捕らえられてしまう。
城に連行されたアッシュは魔物のいる井戸に落とされ処刑されそうになるが、そこへ、謎の老人が登場。
老人は、アッシュがもとの時代から持ってきたチェーンソーを井戸にに投げ入れ呪文を唱える。
すると不思議なことに、前作(はらわた2)で切断されたアッシュの腕にチェーンソーが合体!
バージョンアップしたアッシュは、あっという間に井戸の魔物を撃退する。
驚愕するアーサー王たちに、元の時代へ戻る方法を調べるよう要求するアッシュ。
その結果、ネクロノミコン(死者の書)が必要だということがわかる。
その後アッシュは、たった1人でネクロミコン(死者の書)があるという呪われた墓地を目指し馬を走らせるのだが・・・
<レビュー>
願わくば、製作者側になりたい。
切実に思いました。
だって楽しそうなんだもん。
ブルース・キャンベル(主演)・・・このぉ・・・
生き生きしやがって!!!
「 ンゴァァァァ!」
「死霊のはらわた」「死霊のはらわた2」に続く、「死霊のはらわた3」です。
バカさ加減がどんどんヒートアップしていくつくりになっております。
原題が「EVIL DEAD Ⅲ」ではなく「ARMY OF DARKNESS」
相変わらず邦題が遠い。遠すぎる。
この邦題だけで、この作品がいかに突出したバカ映画かということがうかがえます。
しかし、お話だけはしっかり2から続いております。
私は「1」→「3」→「2」という変則パターンで観ました。
2を観るより先に、ケーブルでやっていた3を観てしまったのです。
でも、この順番で観たことにより、とてつもない楽しさを感じました。
1→3「バカ度急速アップ」
個人的には1作目でも充分笑わせていただいたんですけどね。
ゾンビが給食の牛乳吐くところとか、ホント秀逸でした(ほんとはおかゆだそうです)。
この作品、私が邦題をつけるなら、間違いなく
「ザ・ブルースキャンベルショー」
です。
完全に彼の独走態勢です。
ネクロミコン(死者の書)を取ってくる時に呪文を正しく言わないと大変なことになっちゃうのに、あろうことか呪文ド忘れしてしまうアッシュ(ブルースキャンベル)。
「なんたらかんたらなんたらかんたら!!!(呪文)えっと・・・うーんと・・・なんだっけか・・・えへん!えへーーん!!(咳払い)」
咳払いでそれっぽく誤魔化しても、呪文、効いてませんから。
気付けば、1冊しかないはずのネクロミコン(死者の書)が3冊あるし。
たくさん出てくるガイコツもストップモーション撮影(コマ撮り)でいい感じにギクシャクしているんですが、
あれ・・・?
奥のほうのガイコツ・・・
着ぐるみ?
人が被り物してるだけ・・・?
気のせいです。きっとすべて気のせいです。
細かいこと気にしてたら身がもたない。
アーサー王がジーパン着用のアッシュに「ノースランドの敵兵だろう」とトンチンカンな疑いをかけるのも。
単なるスーパーの日用品係だった筈のアッシュが、中世の騎士たちに華麗に「棒術」を教えるのも。
アッシュが分裂してミニアッシュがいっぱい出てくるのも。
そのミニアッシュがアッシュ(本体)に襲い掛かるのも(それもフォークかなんかでケツを刺すなど、子どものイタズラ『カンチョー!』レベル)。
日本劇場公開宣伝コピーはこうです。
こんなヒーロー見たことない!
空飛べない。変身しない。
でも、イザとなったら卑怯者!
ハッタリかまして泣く子も笑う、ニューヒーローの誕生だ!
ラストは2パターンあります。
劇場公開版はハッピーエンド、マニア喜ぶ「サム・ライミ版」はバッドエンド。
サム・ライミ版は救われないけど、アッシュらしいです(というよりブルースキャンベルらしい)。あんなラストでも、きっとその後もたくましく生きていくはず。
アッシュ(悪)とアッシュ(善)の共演・・・もとい、狂宴
「間抜けな未開人どもめ!」
中世の兵をバカにするアッシュ。
どっちかと言えばおまえの方が未開人だと言いたいです。
<超主観的評価>
ストーリー★★★ スリル★★★ テンポ★★★★★ バカ★★★★★ グロ★
総合★★★★★
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