本屋に行くと、通訳の方などの「英語の専門家」が書いた、英語習得の王道的ノウハウ本が大変多いです。
このブログでは、私のようにあまり時間がないサラリーマンのような方々が、いかに自分の望むレベルまで英語力を伸ばしていけるかという観点から、これまでやってきた私の勉強法と、一体どういうことを考えながら勉強を進めていけば良いのか、私自身の経験からお話できればと思います。
私の勉強法が皆さんにとって効果があるかどうか分かりません。
脳のつくりはそれぞれ皆さん異なるはずですから、万人に共通した勉強法というものは存在しないというのが私の持論です。
テストの勉強でも、ノートにひたすら書いて覚える人と、何度も見て勉強する人で異なるはずです。
私の例を参考に、自分の脳の「クセ」に合った勉強法を模索していただければ幸いです。
私が英語学習を始めたのは大学4年生の中盤当たりです。
それも、海外駐在とは縁がない地元企業に就職が決まってからでした。
学部が理系だったので、当時海外からの留学生が研究室に居たこともあり、例え片言でもコミュニケーションをとれた瞬間が楽しくて、
「よし、もっと沢山の話題を話せるようになろう」
と思ったのが長い長い英語学習を始めたキッカケでした。
英語学習を始めようと決意はしたものの、英語など中学、高校で少し学んだ程度でしたので、どこから、何から手をつければ良いのか分からないというのが本音でした。
現在に至るまで通算6年ほど毎日欠かさず勉強していますが、
その結果TVなどのニュースは70~80%聴き取れるようになりました。
仕事に困らない程度の英文も書けます。
何も勉強していない人から見ると、「ペラペラ」と言われるスピーキングレベルでもあります。
しかしながら、米国に駐在し決してネイティブレベルにはなれていません。
おそらく今後も、限りなくネイティブには近づくことはできても、完璧なネイティブには絶対なれないだろうという結論を、現時点では出しつつあります。
その理由も後に述べさせていただきます。
ネイティブには決してなれなくても、ノンティブの日本人として、
世界のビジネスマンと十分伍していけるレベルの英語は身に付けることができると信じています。
世界に出てみると、日本人の英語がいかに下手であるかということに気付かされます。
かつての「Japan as No1」を取り戻すためには、また世界と勝負していく能力、人材が必要です。
私は、これから日本を飛び出していく方々、あるいは日本に居たとしても「世界人」の一員として英語を身に付け世界と関わっていきたい、という問題意識のある方々の一助となりたいと思います。
高学歴でもなく、帰国子女でもなく、全くの裸の状態からいかに英語を身に付けるかということを私の経験からお伝えできればと願うばかりです。