​立ち直るにもひと苦労、ふた苦労…

ブログを書くのもエネルギーが要る。

エリーゼの予選が終わってから、すっかり落ち込んでしまい、立ち直っては悲しくなって…の繰り返し。過去は過去。そして事実。事実を受け入れないと前には進めない。


分かってるけど、気持ちとしては立ち直りたいのに、なかなか感情がついていけなかった。7か月間、ずっと本気で向き合って練習してきたのに、「あら残念。また次がんばろ、次っ♪」

…そんなすぐに切り替えられないのは仕方ないのかな。


もともとあんまり切り替えが上手なタイプではないし、ポジティブな方でもないので、こんなときは仕方ないと、時間の経過が解決するのを待ちながら過ごしていました。

ついでに仕事がめちゃくちゃ忙しくて、いつもならストレス全開になっていそうだけど、無我夢中で取り組んでいたことで、半ば無理矢理に気持ちのスイッチの切り替え役となってくれていたのかもしれません。メンタル的には仕事の存在に助けられてたのかなぁ。おかげで超疲労してますが…絶望


  ​またブログ書いてみよう

ブログもまた書きたい気持ちになったときに書こう…と思っていたら、そろそろ1か月が経ってしまうことに気づいた。

自分の気持ちとか、やったこととか、そのままにしていると毎日の忙しさに追われて忘れてしまう。毎日を大切に過ごしていきたいし、やっぱりちょっとだけ頑張って記録しておこう。

だいぶ時間がかかりましたがようやく、そんなふうに思えるようになってきました。

あ。またダラダラ書いてしまった汗


  新たな気持ちでレッスン再開

そうは言っても、予選の数日後には、12月に控えている発表会で連弾をすることになったので、そのレッスンに出かけたり、翌週には個人レッスンも受けてきました。予選終わったのに、相変わらず仕事終わりの夜間ワンレッスン90分やってる爆笑

なんか、もはや先生もこれがスタンダードになってる?今年いっぱいはこのペースでいこうかな。


先生、予選の準備も、1st予選も、そして私の出た本番も全て見届けてくれました。私の長所も弱点も、よく分かってくださっています。

予選後最初のレッスンに出かけたら、「今回の結果は、これはこれと受け止めて、また目標を見つけて、次の高みを目指して頑張っていきましょう!」と励ましてくださいましたえーん

こんなに情熱的に向き合ってくださっている先生の前で、当の本人がクヨクヨしていても仕方ないあせるだいぶタイムラグあるけど、今これを書きながら思い返してそう感じています。


  ​今年の後半に取り組む曲

今後のレッスンでは、発表会までテンペストを続けるつもりでしたが、11月の終わりに例の愛の夢弾き合い会に出ることにしたので、予選が終わってようやく練習に取り掛かり始めました。1週間練習したところで「あ、コレ自力じゃ無理だ泣き笑い」と判断。先生に事情を話してレッスンで少しみてもらえないかお願いしてみてました。そしたら、「みんなで愛の夢弾くの⁈すごいレベル高いですねーびっくり」と先生もびっくり。そして、じゃあやりましょうニコニコと、レッスンでみていただくことになりました。


ベートーヴェンも、もちろん大好きでかなり思い入れのある曲でしたが、曲と対峙する時間が増えるにつれ、無自覚のうちにあの曲に込められている重さといいますか、葛藤する強い力にのめり込んでいたようです。

そこから真逆のロマン派、しかも愛の「夢」ですよ。どうやって生きるか…っていう世界にハマっていたのに、急にガラリと変わって夢を歌う…。

なんか、全然違うね泣き笑いと思いながらも、弾けないけどとにかく楽しくて、開放感があって、とても新鮮な気持ちでレッスンを受けることができました。

先生も思われるところがあったのか、

「めぐりさん、愛の夢を発表会で弾きましょうよ」とひとこと。

「えびっくりでも、テンペストもまだまだ弾けてないですし…」と言ってみたら、「うーん。でも、年明けからずっと詰めてきたし、いったん少し距離を置いてもいいかも。時間をおいてまたやれば、そこで新たな発見もあるだろうし。愛の夢はテンペストより音も少ないし、一音ずつ練習するにはいいかも」とのお話があり、思いもよらぬ展開になりましたが、これからは発表会に向けて、愛の夢第3番に取り組むことにしました。

しかも私、昔レッスンで弾いた時ピースとか、ピアノ体操っていう雑誌についてた楽譜を使っていたもので泣き笑い

いくらなんでもコレでは…と思い、先生におすすめの楽譜を聞いてみました。


リストはやはりブダペスト版がよいようです。だけど今はライセンス版も出てなくて、とにかく輸入楽譜はお高い不安…ので、全音の野本先生の校訂がいいかもキラキラということで、早速買い替えました。

いざ手に取ると、運指も書いてあるし、解説も詳しいし、読んでて勉強になるー照れこの楽譜でたくさん練習して、素敵に弾けるようになりたいな。


  ​弾き方を改善する!

というわけで、めでたく心機一転、新しい曲に取り組むことになりました。

それと同時に、ずっと先送りにしていたバッハも、インベンションからみてもらうことにしました。


先日のコンクールを受け、お一人の審査員の方からの講評に、音色・音量が足りない、フォルテが出ていない…との厳しいコメント悲しい

先生曰く「出てないってことはないと思うけど…。でも、今後めぐりさんがもっと素敵な演奏を求めるのだとしたら、今のままだと、その上を目指すのは難しいかもね」と、キッパリはっきり言われてしまいましたガーン

そっかー…。でも私も自分で自分の音がなんでこんなにベチャっとしてるんだろ、どうしたら直せるかなって日頃からずっと思っていました。

それはもう、打鍵後の脱力ができていないこと、腕の重みを使えていないことが大きな理由。分かっていてもなかなかそれがマスターできなくて、結局いつも弾くことに必死になってしまい、ここまできてしまいました。


もっと楽に、重厚な音が出せるようになりたい。空間に響き渡るような打鍵ができるようになりたい。綺麗な音で弾きたいー✨


この目標に近づけるよう、インベンションを使って一音ずつ弾き方を確かめながら進めていくことになりました。「2声は基本だから。これをいいかげんにやったらいつまで経っても同じだから、頑張って克服しましょう!」と先生のご指導にも熱が入ります。「いくらなんでも1番はいいでしょ口笛」と先生はおっしゃったものの、私が試しに弾いた出だしから、想像を超える酷さだったようで「…1番から頑張りましょう」となりました絶望

というわけで、1回目は、出だしのドレミファラミド…だけに20分のレッスン時間が費やされました。あー。先が思いやられる…ネガティブ

けど、これをマスターしないと、やってる意味がないあせるがんばれ、私。


ちなみに、だいぶ頑張って練習したので2回目のレッスンではその進歩を褒められた照れでも、テンポが揺れるし、音価を意識して弾いていない、フレーズがブツっと切れる…等々の課題がまだまだてんこ盛り。

「せんせい…。このペースで私、いつコレ終わるんですかね…」と、早速弱音を吐いたところ「弾けるようになるまでっ」とキッパリ爆笑

「意識して続けないと一生治らないから、頑張って。最初は難しいけど、コツを掴んでくれば大丈夫だから」と励まされつつ、めげずにやっていきます。


それにしても、腕の重みを指に乗せるっていうのがね…。私にはとても難しい。感覚が分からない。1音目はまだいいんだけど、2音目になると、自分では重さの移動をして打鍵しているつもりなんだけど、「うーん。それじゃ鍵盤を叩いてる」と言われてしまいます。和音になると更に難しい。なので、愛の夢のピークのところはかなり難関あせる

できなすぎて投げ出したくなるけど、誤魔化して弾いたら元の木阿弥。イメージも大事かなぁ?と思い、テレビを観ながらちゃぶ台に腕を乗っけつつ、こうか?こっちか?と試行錯誤しております。

腕の力の全乗せはわかるのよ!でも、そこからイザ弾く体制に変えると途端に分からなくなるの絶望


先生のアドバイスやら、動画検索やら…三連休は腕の重みのことばかり考えてました。

あー。マスターしちゃえばなんてことないんだろうけどなぁ…。


そんな私のここ1か月の出来事です。

三連休も終わっちゃう。明日からまたお仕事頑張らねば。


今週末は2回目の弾き合い会に行ってきます。緊張するあせるでも、今回はピアノ以外のイベントもあるのでそちらも楽しみ😊終わったら、ブログにも書きたいと思います📝


私は、変わる!

とりあえず、弾き合い会だろうが発表会だろうが、怖気付くことはしないように、その気持ちだけは意識する!

だから、今は弾けないけど愛の夢、弾いてくる早速図々しい…爆笑

なんか全然この人弾けてないけど頑張ってるよね、ってことだけは伝わる自信があるニヤリ

今は酷くても、これが徐々に素敵になっていくことを信じて、続けるのだ。


今日の話題に合う貼る写真がないので、先日いったばかりの亀井くんリサイタルの写真↓

ショパンのバラード第4番が特に素晴らしかったです!彼の演奏は、中毒性がありますラブ

亀井聖矢くんの素晴らしいリサイタル


では、今日はこれでおしまい。

あら。書き出すと止まらないもんだね…泣き笑い