ブログ書こうかなー、と思ったら、ちょうどこんなテーマが飛び込んできたので、「あ。タイムリーだ」と思い、初めてテーマに沿って書いてみることにしました。
三連休の最終日、エリーゼ音楽祭の予選に参加してきました。3回目にして、ぼっち参戦から卒業👩🎓お友達とワイワイ参戦初の体験✨
なるほどね、祭って感じだわ😄
もう先に結果から書きますと、予選通過できませんでした
それもこれも自分の実力不足なので仕方ないです。とっても悲しく、そして悔しいのですが…。
昨日の自分の演奏を振り返ると、どうだったのかがよくわからない。
とりあえず早くも序盤の予期せぬところで間違え、その後動揺し、演奏が止まりました…
事故です
実質空白時間は何秒間くらいだったんだろうか?あとで聴いてくれていた人達からの証言(事故なので)を集約すると、せいぜい1秒か2秒弱くらいだったのかと思われますが、自分の体感では10秒くらいに感じました⌛️
そのあと、やばいっ😨って思い、とりあえず弾けそうなところから再開し、立て直しをはかりましたが、なかなかうまくゆかない💦多分、呼吸が自分の演奏と全くリンクしていなかったものと思われます。
まだまだ始まったばかり。先は長い。このままいくと、本当に崩壊する💦
といろいろな危険⚠️を感じ、とにかく心が乱れぬよう演奏に集中せよ、と自らに言い聞かせました。というより、こんなことで崩壊して、頭が真っ白になったら大後悔で終わることになる!今まで頑張ってきたことが全部水の泡になるイヤ!絶対後悔なんてしない!
集中するーっっ
多分この間、2秒。その間は上記について考えることに9割以上の神経が向いているので、演奏は手のみが動いている状態。
本当に、この時の自分はものすごくおかしな状況だったと、今振り返っても思う。演奏はほぼ崩壊しかけているのに、何がなんでも立て直そうという客観的な自分がいて、動いている自分にあーしろ、こーしろと指令を送っている感じだったの。
かなり集中していたのではないかと。
じゃあ、はじめっから集中しなさいよって話なのだがなぜあんなところで不安がよぎったのか、ミスしたのか、全く分からない。
とにかく、本番は何が起きるか分からない。そういうことなんだと思う。
そこから後半→終わりまではあのひどい状況にしてはなんとか気持ちを立て直して演奏に集中できたのではないかと思います。
終わりよければ…とは全くいかなかったけど
演奏中は演奏に集中し、最後にお辞儀をした時も誰も視界に入ってこず、舞台袖に戻ってきたとき、ようやく
やってしまった…
と、我にかえりました。とりあえず出てきたところで知り合いの方にバッタリ会い半狂乱に…
「いやー。後半しか聴けなかったんだけど、そんなに大変だったの〜?」とニコニコ聞かれ、「前半で崩壊したんですー」「あー」
…しばらくの間取り乱しました。
その後の記憶があまりないけど、ホールの外に戻ってきたらお友達夫妻がいて、やっちまった報告をし(報告もなにも、この方たちは聴いてくれています。一部始終を知っています)慰められ、またしばらくしたら一緒にエントリーしていたお友達が現れました。
そこで、しばらく心を落ち着けるべく優しい皆様に話を聞いていただく私…
とりあえず、あの状態からよく立て直して弾ききった、と褒めていただきました。ホントにね…それだけは自分でもよくやった、と思う
だって、あそこで崩壊してやり過ごしたら、今までみんなで励まし合って頑張ってきたこと、先生に熱心に教えていただいたこと、自分が地道に練習してきたことが全て台無しになって、後悔の嵐になると思ったから。そうなりたくない、なるまいの一心で、必死に食らいついたんだと思う。だから、動揺でガクガク・バクバクになるヒマなんてなかったです。
とりあえず、清々しさは皆無でも、もっとやればよかったという悔いはなく、序盤の事故後、信じられないくらい自分の中では冷静に弾ききったと思います。
本当に、予選通過したかった。全国大会行きたかったー。でも、まだまだそのための力は足りないということですね。技術も、表現力も、ステージで自分を出すためのメンタルも…。
メンタル…。
審査員の先生のお一人も全体の講評でお話されていましたが、ステージでのメンタルコンディションが課題では?とのことでした。そして、自分の理想が高い。(高いからこそ、現実とのギャップに自ら押しつぶされてしまわぬように、ということなのかな)
上手な人の演奏と自分とを比べることなく、自分の演奏に価値を見出して欲しい、というお話でした。なんだか、自分に言われていることのようだ…
本当に、私はあがり症で、人前で演奏すればもれなく頭が真っ白になり、手足が震え出し、練習どおりにできたためしなどなく、発表会が終わると不甲斐なさに泣いてばかりでした。そんな自分をどうしても克服したくて、それには人前演奏の場数を増やすしかない、そんな時に出会ったのがエリーゼ音楽祭でした。
それから、去年から弾き合い会に参加するようになり、人前で弾く機会を増やしていくことで、何年もかかったけど、少しずつ進歩はしてきているのかなと思っています。
それでも、弾き合い会や発表会とコンクールとはまた別モノなのかなぁ?自分の気持ちの持ち次第だから、いかようにでもなりそうなものだけど…。難しいです。
だけど、今回は同じ志を持つ友達と一緒に参加することになり、やたら弾き合い会をしたり、ストピに行きまくったり、濃ゆい2か月間を過ごせました。こんなに楽しく頑張れたのもお友達のおかげ!本当に嬉しかったです。
そして…。
前日に突然夫から「明日の出番は何時なの?」と聞かれました。月曜日は野球の練習に行くって言ってたのに…。応援に来てくれました。
ここ数ヶ月、週末はいつもピアノピアノと出歩きまくっていたのに、文句も言わず、かと言って励まされることもなかったけど
嬉しかった。
さらに、当日は自分の出るコースが始まった頃、突然現れた人が…。
いつもお世話になっているピアノの先生
ご主人を連れて、貴重な休日に応援に来てくださいました。かなり動揺しました…。
せんせい、わたし、あと1時間後には出番なんですけど
先生もどうやら私を動揺させてはいけないと、コッソリ後ろで観るつもりだったようです。
が、私がまさに後部扉のすぐ近くにいたものだから、バッタリ遭遇してしまい、先生も「やばい💦」と思ったみたい。でも時すでに遅し…みたいな
その後に夫がやって来て、先生ご夫妻の斜め前に夫が座り、それを後方から眺め、えらいことになったと動揺する私。多分、この3人、お互いに気づいていなかったと思う
とにもかくにも、さりげなく、あたたかく私のことを応援してくれたのが本当に嬉しかった。支えてくれたおかげで本番まで辿り着けたんだな、と優しさをしみじみと感じました。
フー。
いつものことながら、長々と書いてしまった。
書きながら、少しずつ気持ちの整理もできてきました。
今後のエリーゼのことは、どうするか分からない。だけど、自分の演奏の質をもっともっと向上させたい気持ちは全く変わらないし、人前で演奏することももっと楽しめるようになりたいと思っているので、それが叶う方法をこれから先生と相談しながら模索していきたいと思います。
弾き合い会にもたくさん参加したいなと思っているし、ピアノを通じた交流を深めたい、大事にしたいと心から望んでいます。
冬にはピアノ教室の発表会があります。そこまでが、私の今年のテンペスト第3楽章を磨いていく一つの区切り。あと5か月もあるんかい…と思うと若干気が遠くなるけど、気が遠くなるほどまだ弾きこんでないだろってところなので、引き続き精進いたします。
ベートーヴェン様は甘くない。生半可な気持ちでやるんじゃねーよ、というのを身にしみて実感してます。でも私、ずっとガチで向き合ってるけどね…
それと、一応予選までテンペストに集中してきたので、これからは、ずっとやりたかったバッハインベンションをレッスンでみていただこうと思います!バッハを頑張れば絶対ベートーヴェンにも、その他全てにも繋がりそう🎹
そして、発表会では久しぶりにソロ以外に連弾をやることになりました。3人で3曲演奏します。私以外のお二人はとてもレベルが高く上手なので、足を引っ張らないように頑張って練習しないと!先生は気楽になんて言ってるけど、すぐスイッチ入るのは目に見えている頑張ろう。連弾こそ、肩の力を抜いて本番は楽しく演奏したいです。
最後になりましたが、このブログをきっかけに私のことを知ってくださった皆さま、昨日はお声がけくださり、ありがとうございました。
あのような不甲斐ない演奏をお聴かせしてしまい、大変お恥ずかしい限り、情けない気持ちだけれど、あれが昨日の私にできた精一杯でした。
出番の前は緊張で塩対応、終わったら終わったでだいぶ取り乱している最中だったので、まともにお話もできずで、申し訳ありませんでした🙇♀️
今度お会いした時には、もっと進歩した演奏を聴いていただけるよう、頑張ろうと思いますので、どうかまた近々別の場所でお会いできますように。そして、いろいろとお話がしたいです。
全国大会に見事進まれる皆さま、本当に素晴らしいことです👏ご健闘をお祈りしています。
これから予選を控えている方、冷静にご自身の演奏ができることを心からお祈りしています。
以上です。
お疲れさまでした