25歳ぐらいのときに、タイトルの本を読みました。
遠藤周作さんは従妹のおねえさんが好きで
影響され
私も高校生くらいからポロポロと読んでいました。
その頃はこの歴史小説ではありませんよー
さすがにそんな渋いティーンエイジャーではなかった。
”おバカさん” とか ”狐狸庵先生”シリーズなど
もっと軽い物を読んでいました。読みやすいものを。
で、20代半ばで歴史小説にトライ。
私はここで、浅井長政やお市の方を存じ上げました。
はまっちゃった。
お市の方は信長の妹であり、秀吉も憧れていたという絶世の美女。
最期は、柴田勝家と自害するという悲劇で終わる女性ですが
3人の娘をもうけた最初の夫、浅井長政との仲睦まじさとか
女性として読んでいて、いいなあーって
冷酷な兄・信長とは全く違う、家臣から慕われる温厚な夫・長政に対する
ほわわんとしたお市の方の心情などもかかれていて良いのです。
彼ら亡きあとは、有名な娘3人のその後に続いていきます。
読んだ後、北琵琶湖のあたりや小谷城跡に行きたいと思わされたので
私に歴史の面白さを教えてくれた1冊といっても
過言ではありませんね。