最低賃金で今日も頑張る。 -12ページ目
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東京都最低賃金の手取り額①

東京都の最低賃金で1ヶ月間働くと、月給134,816円になる事が分かった。


何だかこの額なら十分やっていけるような気がするが、この額はあくまで額面だ。

実際には社会保険料やら税金やらで、かなりの額が引かれるはずだ。

ちゃんとその額を計算して実際の手取りを引かなければなるまい。


そこで、社会保険料や税金を計算したいのだが、計算方法がよく分からない。

そういえば、いつも給与明細を細かく見ていない。

こりゃ、急に税金を上げられても分からんわなあと思う。


とりあえず自分の給与明細を見ながら、給料から引かれる項目を抜き出してみる。

「社会保険料」として、

①健康保険

②厚生年金保険(+厚生年金基金)

③雇用保険

が引かれていた。

④介護保険という項目もあったが、これは40歳以上が払うので、今のところは関係ない。


「税金」としては、

①住民税

という項目だけである。どうやらこの住民税に所得税なんかも入っているようだ。


早速、社会保険料や税金の率を計算…。と言いたかったが、何だかややこしい。

今日一日は情報収集にあてよう。

東京都の最低賃金は

最低賃金生活をするに当たって、まず確認が必要なのは、どれくらいの金額が使えるかということである。そこで早速、最低賃金を確認することにする。


ちなみに私は現在、東京都に住んでいる。

東京都労働局 のサイトによると平成20年11月19日から、東京都内の最低賃金は766円になったとの事。最低賃金は時給で表わされるので、これに労働時間と労働日を掛け合わせれば月給になる。


労働時間は、厚生労働省 が大体の業種で法定労働時間は週40時間といっているので、これを基本にする。土日休みで、1日8時間労働といった形か。実際にはサビ残で形骸化も甚だしいが。


月の労働日は、その月々によって違う。21日間だったり、23日間だったり。

ここでは仮に1ヶ月22日労働するということにしよう。


つまり東京都の最低賃金月給は…

最低賃金時給766円×法定労働時間8時間×1ヶ月の労働日22日間=最低賃金月給134,816円

という事になる。


134,816円!13万4千816円!


…あれ。意外とあるような?

派遣村のニュースをみて

08年末から年始にかけて、東京の日比谷公園にあった「年越し派遣村」に何となく胡散臭さを感じた。

あそこに集まってる奴等は、本当に仕事がないんだろうか。

仕事をしたくないだけか、仕事を選り好みしているだけじゃないのか?

給料を高望みしなければ、仕事はたくさんあるはずだ。


そこで、「求人」やら「給与」など、関連性のありそうなキーワードを検索していたところ、京都府総評青年部神奈川県労連 のサイトを見つけた。

いずれも、最低賃金で1ヶ月間暮らすという体験記だ。


読んだ。

ぬるい。ぬるすぎる。


「ギャンブルでの収入は駄目」等の、訳の分からん真面目腐った生活。

「家賃は3万円に設定します」等の都合のいい、甘すぎる設定。

それでありながら、最低賃金は低すぎる!生活できない!と言いたいがための論調。


そもそも、憲法で必要最低限の生活は保障されているのだから、国の決めた最低賃金でやっていけるはずだ。


「年越し派遣村」の住民はどうだろうか。

奴等は仕事を選り好みしているから駄目なんであって、最低賃金でもいいなら仕事探しは楽勝なんじゃ?


そんな事を考えた。


そこで、ちょっと実験をしてみる。

自分自身で、最低賃金生活をしてみるのだ。

上手く最低賃金生活が出来たなら、鬼の首を取ったように、仕事がないと抜かす奴等を馬鹿にしよう。

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