東京都最低賃金の手取り額①
東京都の最低賃金で1ヶ月間働くと、月給134,816円になる事が分かった。
何だかこの額なら十分やっていけるような気がするが、この額はあくまで額面だ。
実際には社会保険料やら税金やらで、かなりの額が引かれるはずだ。
ちゃんとその額を計算して実際の手取りを引かなければなるまい。
そこで、社会保険料や税金を計算したいのだが、計算方法がよく分からない。
そういえば、いつも給与明細を細かく見ていない。
こりゃ、急に税金を上げられても分からんわなあと思う。
とりあえず自分の給与明細を見ながら、給料から引かれる項目を抜き出してみる。
「社会保険料」として、
①健康保険
②厚生年金保険(+厚生年金基金)
③雇用保険
が引かれていた。
④介護保険という項目もあったが、これは40歳以上が払うので、今のところは関係ない。
「税金」としては、
①住民税
という項目だけである。どうやらこの住民税に所得税なんかも入っているようだ。
早速、社会保険料や税金の率を計算…。と言いたかったが、何だかややこしい。
今日一日は情報収集にあてよう。
東京都の最低賃金は
最低賃金生活をするに当たって、まず確認が必要なのは、どれくらいの金額が使えるかということである。そこで早速、最低賃金を確認することにする。
ちなみに私は現在、東京都に住んでいる。
東京都労働局 のサイトによると平成20年11月19日から、東京都内の最低賃金は766円になったとの事。最低賃金は時給で表わされるので、これに労働時間と労働日を掛け合わせれば月給になる。
労働時間は、厚生労働省 が大体の業種で法定労働時間は週40時間といっているので、これを基本にする。土日休みで、1日8時間労働といった形か。実際にはサビ残で形骸化も甚だしいが。
月の労働日は、その月々によって違う。21日間だったり、23日間だったり。
ここでは仮に1ヶ月22日労働するということにしよう。
つまり東京都の最低賃金月給は…
最低賃金時給766円×法定労働時間8時間×1ヶ月の労働日22日間=最低賃金月給134,816円
という事になる。
134,816円!13万4千816円!
…あれ。意外とあるような?
派遣村のニュースをみて
08年末から年始にかけて、東京の日比谷公園にあった「年越し派遣村」に何となく胡散臭さを感じた。
あそこに集まってる奴等は、本当に仕事がないんだろうか。
仕事をしたくないだけか、仕事を選り好みしているだけじゃないのか?
給料を高望みしなければ、仕事はたくさんあるはずだ。
そこで、「求人」やら「給与」など、関連性のありそうなキーワードを検索していたところ、京都府総評青年部 や神奈川県労連 のサイトを見つけた。
いずれも、最低賃金で1ヶ月間暮らすという体験記だ。
読んだ。
ぬるい。ぬるすぎる。
「ギャンブルでの収入は駄目」等の、訳の分からん真面目腐った生活。
「家賃は3万円に設定します」等の都合のいい、甘すぎる設定。
それでありながら、最低賃金は低すぎる!生活できない!と言いたいがための論調。
そもそも、憲法で必要最低限の生活は保障されているのだから、国の決めた最低賃金でやっていけるはずだ。
「年越し派遣村」の住民はどうだろうか。
奴等は仕事を選り好みしているから駄目なんであって、最低賃金でもいいなら仕事探しは楽勝なんじゃ?
そんな事を考えた。
そこで、ちょっと実験をしてみる。
自分自身で、最低賃金生活をしてみるのだ。
上手く最低賃金生活が出来たなら、鬼の首を取ったように、仕事がないと抜かす奴等を馬鹿にしよう。