廟を回ってみる・・・ということで、

地下鉄の駅名にもなっている、行天宮へ。

 

行天宮駅からは歩いて、10分かからない感じです。

どこまでも、どこでも、地下鉄の走っているところは全部、都市部って感じで発展している台北。

どんどん広がっていく感じは、東京と同じでアジアの首都っぽい感じです。

 

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行天宮で、ちょっと仰天だったのが(言わずにいられないオヤジ・・・ほんっと、すいません!)、

1956年から1967年にかけて、この本宮とあと2つの分宮との3宮を、

炭鉱王と言われた玄空師父が建立したというのです。

篤信家の個人による・・というのが、初めて知ってびっくりしました。

 

台湾のいわゆる台湾道教の寺との解説もありますが、

他とはちょっと違う印象を受けました。

 

まつられているのは、

三国志でも知られる、関羽。

商売の神様と言われますが、ここでは、なによりも関羽が生涯、守り続け、説き続けたという

五倫八徳を学ぶことが大事・・とあります。

 

八つの徳: 礼・義・廉・恥・孝・悌・忠・信 をもって、

 

五つの倫(基本的な人間関係 : 父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)の調和をとり、

 

やがては社会の安定、平安がかなう・・というものだそう。

 

なるほど・・・。

ほかの廟とは違って、宮内は携帯禁止だし、青い服をきた方々が多くいらして、

お参りの仕方や作法を教えてくれたりしています。

書籍がたくさんおかれ、お供え物などは販売していない。

なんだろう・・秩序がある。

 

ふと見ると、長蛇の列が左右にできていました。

列 → 並ぶ というパブロフの犬的に並びました。

 

並ぶこと、20分くらい。(この間、お年寄りやお身体が辛そうな方は、係りの方が前に送ってくれる優しさ。)

先頭が見えてきました。

 

どうやら青い法衣の方が、ひとりひとりのために、線香を持ち、

祈ってくれるみたい。

最初にみんな、なにか言っています。

 

ふむふむ・・・ここは台湾。なにかお願い事をするんだな・・と、私。

しかし、寺で願い事はするなと言われて育ったので、

どうしようかなー、言葉も通じないし・・。

 

そこで、紙に、

 

夫感謝、家族感謝、笑顔長寿平和

 

と書いて、準備。

 

私の番になったので、お渡ししたら・・・「???」とかなり怪訝な顔。

そして、

「名前と誕生日」 と優しく日本語で言われました。

 

「ええええええっ」 とおもいつつ、お伝えしたところ、

頭から身体全体に線香の煙をあてながら、なにやら丁寧にご祈祷してくださいました。

 

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あとで日本語のパンフレットを発見し、

熟読したところ、

祈ってくださったのは、効労生 と呼ばれる方々で、

みなさま、道徳修業を積んだお弟子さんたち。

効労とは「人のために何かをする」という意味だそう。

 

あの線香をもって祈って下さる行為は、「収驚」と言って、

強いショックを受けたり驚いたりして、魂が抜けがらのようになり、

思考が停滞してしまったときに、 やっていただくと、魂が元気になり、行動力がよみがえるのだそうです。

 

ということは、あの長い列は

ショックなことがあったり元気がない人々によるもので、

元気になりたくて並んでいたのか・・。

 

なにもわからず並んでいた自分をちと反省したのですが、

でも、私も、今回の一人旅は、元気に前向きになるための旅だから、

よかった、ありがとう!と思い直しました。

 

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ちなみに、こちらの方々も、御座します。

「呂洞賓恩主(剣仙)」「張単恩主(かまどの神)」「王善恩主(三眼雷神)」「岳飛恩主(宋代の名将)」

※岳飛って、三国志もさることながら、蒼天航路で大好きなキャラだったから、なんかうれしかった。

 

魂も元気になって、行天宮をあとにして、

てくてくとあるいていたら、またまた列!!

靴修理の看板があって、え?と。

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これでした。

 

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ごま団子。

ごま餅かな。

 

甘いものと2枚目には、ほとんど興味がない私ですが、

旅はすべてが千載一遇、並びましたよぅ。

 

中の餡(的なもの)が4種から選べます。

ゴマ、ピーナッツ、ココナッツ、小豆。

みなさん、4種入りのパックを、5個・・とかそんな買い方の中、

私はゴマとピーナッツを。

 

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ご覧の通り、

主に、餡・・・というおもち。ふわっふわで、とってもおいしかったです。

まわりは、ピーナッツの粉ときな粉のミックス。甘くない。

 

これはおいしかったです。

※MRT行天宮駅3番出口を、行天宮にむかって北上すると右手、

松江路297巷の角、セブンイレブンの隣にあります。

・不老客家麻糬 とありました。

 

そこから信号を逆サイドに渡って、松江市場へ。

建物内の市場で、1階と地下があります。

がちょうも売っていました。

ここは、観光客も少なくて、ほんとに地元の人が買いに来ている様子。

こんどはキッチン付きの部屋に泊まりたいなーとおもいながら眺めて、

すぐ近くのかき氷やさんへ。

 

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http://4travel.jp/overseas/area/asia/taiwan/taipei/restaurant/10450612/

 

この日は、なんと、30度越え。

かつてはゴーラーだったのに、禁止しているかき氷を、解禁。

 

氷に黒砂糖が入っていて、それを削ってくれます。

トッピングは、ミニマムで4種選べるので、

タピオカ、亀ゼリー、あずき、緑豆を。

 

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あずきでさえも、甘さ控えめで、豆の味がしっかりで、

すんごく好きなタイプでした。

甘みで満腹気味・・・しかし、もう一軒。

 

ここから、歩いて1.7キロくらいの、鶏飯屋さんへGO!!!

腹ごなししながら、てくてく、ひたすら歩きました。

道案内は、グーグル先生にお任せ・・・いやあ、旅のスタイル、本当に変わりましたよね。

 

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日本のガイドブックにも色々出ている、鶏肉飯のお店。

4時の段階でも、けっこうお客さんがいました。

5時過ぎると並んでいるそう。

 

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お目当ての鶏肉飯は、

ささみ?胸?のほぐしたものが、鶏だしで炊いたごはんにのっかっています。

これに目玉焼きを別に頼んでトッピング。

 

ここは、

ブッフェスタイルで、指さして選び、皿に入れてもらう→店内で食べる

箱に詰めてもらう→持ち帰る  

持ち帰る方もとっても多い。

 

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※今回は、あらゆるところで、煮卵食べ比べ中なので、ダブル卵に・・・。

 

とても、素朴な味。台北に来てずっと思ってるけど、日本の外食より塩分がほんとうに控えめ。

家庭の味をそのまま食べる感じで、おいしかったです。

これは、作る!と思いました。

スープは、大好きな金針菜。買ってきたので、12月のクラスでも紹介します。

 

で、ここで仰天が、

私がこのお店のごはんをインスタにあげたら、

5分後には、こちらのお店からの、イイね!がついたこと・・・すばらしき、SNSワールド?

 

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ここからは、はじめてのバスに挑戦して、

中山市場方面へ。

最初は逆方向にのったりしながら・・・なんとかたどり着きました。

※バスの中では、流行感冒への注意勧告がものすごく何回も!

 

この日、歩いた距離は、15キロ越え♡

 

最後の大物買いの話はまた次回。

 

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