今週は、長崎。


久々で、

嬉野温泉へ。


その前に、、、3年ぶりくらいに波佐見へ。

なんと、5年ぶりくらいで、有田へ。


有田は、子供の頃から特別な思いもあるので、

久々に行って、またまた、かな〜り、

思うところあり、

お買い物も、本気出した!?ので、

(断捨離は!!)

改めて書きます。


その前に、波佐見のこと。

有田は佐賀、

波佐見は長崎ですが、

隣同志。


有田が美術、工芸品、高級食器、

波佐見は普段使いの器、

と、思って育ちました。


いずれも磁器の産地です。


波佐見は一時期は、

日本の日用品の1/3を作っていたとか。


小さな町が、ものすごい活気だったことでしょう。今は、正直、かなりさびしくなっています。


でも、最近、モダンな波佐見の器、

よく目にしますよね。


ニュー スタンダードなかんじ。

東京でもみつけると、うれしくなる。


私が子供の頃は、

湯たんぽや、火鉢、

団体用の湯のみや、

急須、小皿、

みんな波佐見のものでした。


紺の水玉やねじり梅なんて柄は、

ほんとに、懐かしい。


中でも湯たんぽ、よく思い出します。

波佐見焼の磁器でした。


夜、大きなヤカンで湯を沸かして、

湯たんぽを並べて、

中に湯を入れ、

1人にひとつ、

毎晩、布団の中に入れてくれました。

(戦後生まれです、念のため)



それは、まったく贅沢じゃなくて、

日常使いに、波佐見焼があふれていたから。

普通なことでした。


お客さんには、有田の子を。

毎日の食卓には波佐見の子を。


いちばん近い大産地で作っている器を、

使って暮らしていました。


でも、その後、

プラスチック流行や、

バブル洋食屋器流行や、

白食器流行、

100円ショップ流行、

北欧流行などをへて、

いまや、まったく日常ではなくなりました。


波佐見の窯元が、

たとえは悪いけど、

モグラ叩きみたいに、

どんどんなくなる、、。


そんな中で生き残りをかけて、

波佐見焼の中でも、力と先見の明があった

いくつかの窯元は、

モダンで、

北欧チックな?

新しい日常使いの器を作って

なんとかふんばっている。


一方、廃業するところも依然として多い。


→今、ここ。


だから、ここへ来ると、

寂しくもなるし、

嬉しくもなります。


めちゃくちゃ応援したい。



{9DD5A99A-63A2-4DE2-B7D0-139170F0B83F}

なんて思いながら、
大雨の中、
波佐見の好きな窯元の
ギャラリーやショップを
まわりました。


{ABC18F74-C713-4496-A3A0-9729039808B2}

中には、商社に委ねることになったところも。
それで、みんなハッピーだったら、
よいのですけど。

なんとなく、
来るたびに、勝手に、
どうしたものか?
と考え、

使い続けるしかない!!と思い、

→買い物する
→教室でつかう
→撮影で、本でつかう

しか、できていないんですけどね。

それでいいのか?長崎人!?
とも、思います。

{11B86356-4AF0-48B8-ADC0-0BE849C37FEB}


※白山陶器さんへも。


{3208ABFC-F699-413B-83CC-8ED0704AC87F}

私が言うのもなんですが、
本や雑誌と
リアル日常の食卓はやはり、違う。

日々の器は、撮影の時みたいに、
料理ごとに とっかえ ひっかえ 
できないでしょう?

数も限られる。
服より、食器が少ない家も多いでしょう。

だけど、食器だから、
下着並みに、毎日使うし、
飽きてきても、捨てられないし、
いろんな料理を同じ皿にのせるでしょう?

波佐見はそんな毎日に最高なんですよね。
タフで、
肌がきれいで、
高い技術があって、
比較的安価で、
いいんだけどな。

なにかできることないかなぁ。

日々の料理を盛る、
ガシガシ使う前提の
デザインもしてみたいなぁ。

まずは、みんなと、
 長崎、波佐見、有田のツアーでもやるかな?

なんてなことを思いながら。

お買い物?
しましたよ〜次の教室におこしのみなさま、
お楽しみに♡


****

新刊、9月と10月に、2冊!!

『野菜のたのしみ~私の野菜料理133』(小学館)

*定番も新顔野菜のモダンでかっちょいい料理も、

全部!!入れました。本気で使い倒してほしい!

 

『いっしょに作るから、朝がラク!今日の晩ごはん と 明日のおべんとう』(家の光協会)

*晩ごはん → お弁当の工夫をつめこみました。

結果、晩ごはんレシピも超充実。

私なりの、仕切り問題や、冷めてもおいしい問題の解決法ご提案しています!