今日までお天気がいいみたい@東京。
 
もしよかったら、いかがですか?
 
『柳宗悦と『手仕事の日本』を旅する』
民藝の日本。
 
日本橋高島屋さんで明日まで。
 
私は昨日、やっと、駆け込みで行ってきました。
 
やや大げさだけど、
自分の人生、というか価値観にものすごく大きな影響を与えた一冊、
『手仕事の日本』 柳宗悦 と 民藝運動。
 
民藝っていう概念がない街と環境で育ったので
(長崎は、民藝運動がさかんなところではなく、やはり有田は美術品でもあり。)
ガツンとやられた思いでした。
 
もう何回、読み直したことか・・。
 
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民藝熱が高まると、倉敷や長野、秋田など旅してみたり。
なによりも、ふと、駒場の日本民芸館へ散歩に行ったり。
 
その日本民藝館が、日本橋高島屋にやってきた!というすばらしき催事です。
 
じゃ、駒場に行けばいいんじゃ?というわけなんですが、
もちろん、それも ものすごくおススメです。(季節でいろいろ違うのでぜひ!)
 
でもね、高島屋さんのすごいところは、
その展示を観たすぐ横で、
今や、息絶え絶えになりながらも続く、民藝を守る方々による、
手仕事の品を、見て、さわって、買える!ってことです。
 
数がものすごおおおーく減っていて、今や、本来の民藝そのものだったものこそが、
貴重なものになり、
コレクションアイテムなんじゃないか?と思うようなものもあります。
 
民藝を訪ねる旅に出るか(行きたーい!)、
銀座や鎌倉の有名な民藝を扱うお店に行くか?
今、高島屋に行くか?
 
・・・で、行ってきました。
 
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そして・・お買い物したの?まさか?

 

念仏のように365日、断捨離を唱える私が???

 

しましたとも!(急に開き直る・・)

琉球ガラス、宮城のふるい笊(ふるいにかけるための笊、何に使う?)

そして、こちらの大きめの片口。

なんとも、肌がきもちよく、ややいびつな円に手の後も感じて。

 

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冷たい視線を送る、相方に持たせるわけにもいかず、

配送にしたので、到着したら、自慢 ご紹介させてください。

 

日本橋高島屋さんで、明日までです。

 

帰りに、

隣の高島屋特別食堂のメニューで、

帝国ホテルのパンケーキを、指さして凝視!していたんですけど、

スルーされ(大ちゃん泣き、チーン)、

 

初めて日本橋の長崎館へ寄って、激しく落ち込み、

(福山雅治とカステラとちゃんぽん以外の名産品はないのか!)

 

こんどお仕事させていただく三重テラスさんで、

三重食材を学び、めっちゃおいしいソフトクリームを食べて、日本橋を後にしました。

(日本橋まで行って、ソフトクリーム260円(良心的値段で美味)、だけ、涙目。)

 

しかし、三重テラスさん充実してて、長崎館にコンサル入ってほしいわ。

あの地方館激戦区で、あのラインナップなら・・・、

わが長崎、本来は実力、イメージともにナンバー1のはずなのに(思い込み?)・・・泣ける。)

 

民藝運動については、

 

以下、日本民藝協会のサイトから (ええとこ、抜粋しときますね~。)
 
★民藝運動は、1926(大正15)年に柳宗悦・河井寛次郎・浜田庄司らによって提唱された生活文化運動です。当時の工芸界は華美な装飾を施した観賞用の作品が主流でした。そんな中、柳たちは、名も無き職人の手から生み出された日常の生活道具を「民藝(民衆的工芸)」と名付け、美術品に負けない美しさがあると唱え、美は生活の中にあると語りました。そして、各地の風土から生まれ、生活に根ざした民藝には、用に則した「健全な美」が宿っていると、新しい「美の見方」や「美の価値観」を提示したのです・・・
 
柳宗悦は、特性を次のように説明しています。(こちらも抜粋。)
  1. 実用性。鑑賞するためにつくられたものではなく、なんらかの実用性を供えたものである。
  2. 無銘性。特別な作家ではなく、無名の職人によってつくられたものである。
  3. 複数性。民衆の要求に応えるために、数多くつくられたものである。
  4. 廉価性。誰もが買い求められる程に値段が安いものである。
  5. 労働性。くり返しの激しい労働によって得られる熟練した技術をともなうものである。
  6. 地方性。それぞれの地域の暮らしに根ざした独自の色や形など、地方色が豊かである。
  7. 分業性。数を多くつくるため、複数の人間による共同作業が必要である。
  8. 伝統性。伝統という先人たちの技や知識の積み重ねによって守られている。
  9. 他力性。個人の力というより、風土や自然の恵み、そして伝統の力など、目に見えない大きな力によって支えられているものである。
( こっから、私の駄文 )
手仕事にあふれていた日本では、↑こういうものもあふれていた・・はずなのですが、
今は、貴重品に。
このころ、大量生産品が出回りはじめ、
やがて私たちのよく知る通り、竹のざるはプラスチックに・・・となっていくわけです。
(ま、プラやアルミさえも、今やレトロな感じに思えて、キッチュでかわいいのもありますけど。)
いまこそ、ファッションではない、民藝復活運動必要なのでしょうねー、反省しつつ。
 
 
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