経営スタンスは、ビジネス運営において

非常に重要な要素です。
それは企業の価値観や方針を反映し、
顧客対応の方法にも大きく影響します。
今回は、セミナーの申込における

キャッシュレス決済に関する具体的な事例を通じて、
異なる経営スタンスについて考えてみましょう。
 

★問題の背景

最近のセミナー申込はネットを通じて行われることが多く、
クレジットカードやペイペイなどのキャッシュレス決済が

一般的になっています。

例えば、
A氏が一人当たり5,000円のセミナーに4名分

申し込むところを、間違えて5名分申し込んでしまった場合を

考えてみます。

この場合、
A氏は25,000円を支払いますが、
クレジットカード決済手数料3%を差し引くと手取りは

24,250円となります。

ここで、A氏は間違えて振り込んでしまった5,000円を

返金してほしいと依頼します。
この際、振込手数料220円とクレジット手数料150円を

合わせると主催者は370円の損失を被ることになります。

 

★具体的な対応方法とその影響

ある主催者は、間違えた申し込みをキャンセルし、
再度4名分で申し込むようA氏に依頼しました。

これにより主催者は損失を回避できますが、
A氏にとっては再度申し込みを行う手間がかかります。

一方、A氏はセミナー当日に返金を希望し、
これにより最大で150円の損失で済むと考えましたが、
主催者は損失を回避するために、
再申し込みを求めました。


★異なる経営スタンスの比較

顧客重視の対応:顧客の負担を最小限にし、満足度を

高めることに注力。

例えば、セミナー当日に返金を行う。
 

損失最小化の対応:主催者の損失を避けるため、
顧客に再申し込みを依頼する。
バランスの取れた対応: 顧客の満足度を維持しつつ、
主催者の損失を最小限に抑える方法を模索。
 

★私の見解

私なら、
顧客満足度を最優先に考えます。
長期的な信頼関係の構築はビジネスの成長に

直結するからです。
少額の損失であれば、顧客の信頼を維持するために

負担を受け入れることも重要です。
 

★結論

経営スタンスの選択は経営者の価値観や方針に

基づきますが、顧客との良好な関係を築くことが

 

 

長期的なビジネスの成功に繋がります。

引用

税理士法人A to Y メルマガ 令和6年7月12日配信

【スタンス】経営スタンスの違いとお客様対応について

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