以前少しだけお手伝いをしたとある施設の新築現場ですが、

『 乾式断熱二重床工法 』 という床組工法をやらせてもらいました。

 

『 置床(おきゆか)工法 』 とも呼ばれますがあまりやる事がありません。

 

一般住宅のように大引や根太が使われずにパーティクルボードの支持脚を付けていくだけの簡単な工法です。

 

 

パーティクルボードや連結材の裏側には断熱材が張り付けてあるので断熱施工の手間も省けます。

 

 

パーティクルボードを組んだらその上に合板を張って下地は完了です。

 

 

仕上はこの上にクッションフロアを貼ったら終わりです。

 

やってみて思ったのが今回のように 「 大広間や床下が低いマンションとかには向いている工法 」ですね♪

 

注意すべきは、床高を完全に水平にそろえるのが難しかった事です。

 

どこかの支持脚の高さを調整するとどこかが少し狂ってしまいます。

 

まだコツをつかめていないのかもしれませんが指導してくれた先輩大工さんも

「大体で良しと割り切ってやらないと終わらないよ!」 と言っていました。

 

あと、作業手間は簡単な分だけあって建材コストがなかなか高値なのが難点です。

 

個人的には在来工法の方が割安になると思っていますが、

職人不足や工期短縮や残材ロスの削減などをふまえたら

多少高値であっても割に合うのかなとも思いました。

 

何事もメリットもデメリットも理解したうえで最適な施工方法を提案していけたらと思います。

 

 

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