先月末にいつも買い付けている材木屋に買い出しに行った時に番頭さんから 「 今のうちに材木を確保しておいた方がいいよ!うちも注文してるけどいつ入って来るか分からないもん!」 と言われました。
またそんなこと言って~♪
どうせ営業トークでしょ~♪
買って欲しいんでしょ~♪
くらいにしか思ってませんでした。
しかし、1週間ほど前から業界がザワザワし始めました。
知り合いの大工さんから 「材木はないかい?」 と聞かれ、建材屋に合板を頼んでも 「 在庫がありません 」 といい、噂ではプレカット工場がストップしているらしいし、材木資材の価格がどんどん値上がりしているとも言われています。
仲間の大工さんも契約した新築工事が見積価格では出来そうにないので施主さんと相談しているとの事!!
原因は、コロナにより世界的に郊外の住宅需要が増えた事による住宅バブルで木材が使われている事や、アメリカ中国などによる輸送コンテナの買い占められている事とかいろいろ言われています。
YouTubeチャンネルでもいろいろ解説してくれていますので興味のある方は調べて下さい。
ウチはまだ多少の木材はありますが大きな仕事が出来るほどは有りませんのでいずれは 『 仕事があっても 仕事が出来ない 』 状態になる可能性は十分に有ります・・・
木材不足から大工工事が進まなくなり、他の職人も手が出なくなって新築やリフォーム工事が滞ってしまい、喰っていけず離職していく職人や悪徳な営業を仕掛ける業者が急増したり、従業員をリストラしても潰れていく会社が続出していく・・・・・などなど
建築業界全体が大恐慌突入したかもしれません!
コロナの影響をあまり受けない業界だと思っていましたがこんな形の非常事態宣言を受けるとは思いませんでした。
ウッドショックなんて始めて耳にしましたが、
東日本大震災による合板不足や昨年のコロナショックによる設備器具不足などは1年くらい我慢すれば復興する見通しがまだありました。
ですが、この 「ウッドショック」 は建築業界全体の仕組みの問題なのですぐに解決するとも思えません。
2年から10数年位 かかるかもしれません。
業界最大の大ピンチを我々はどう生き残っていくのか?
今回はマジやばそうです!!
国内産材ではなく安さにまかせて輸入材に頼ったツケですが、
これで少しでも日本の林業が栄えればいいかもしれませんがね。
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