今回は 「②断熱材の性能」 についての対応の説明です。
前回の 「①省エネルギー計算方式」 に関わってくるのですが、『建物の断熱性能』 の計算式の中に今回の「断熱材の性能」 が入っています。
単純に 『建物の断熱性能』 高めようとしたら [ 断熱材の品質 × 断熱材の厚さ × 効果的な施工 ] という方程式になります。
今回のテーマ②にあたるのが 断熱材の品質 × 断熱材の厚さ です。
次回の話題③が 効果的な施工 になります。
断熱材の品質 ですが近年急激に良くなっています。
たとえば床下の断熱材の場合では
↑ 時系列に左から 「1.サニーライト25㎜」 「2.フクフォーム45㎜」 「3.フェノールフォーム25㎜」 「4.フェノールフォーム45㎜」 という順に我社では仕様を替えてきました。
「2.フクフォーム45㎜」の方が厚みがありますが 「3.フェノールフォーム25㎜」の方が断熱性能が高いです。
これらの中で改正省エネ基準では一番右の 「4.フェノールフォーム45㎜」 以外は不適合となるので今後は新築においては使用出来なくなります。
また、壁・天井の断熱材 にしても多くの工務店で標準仕様であった「グラスウール 10K」 が不適合となり、我社でも改正基準をクリアするモノの中から「高性能グラスウール 」や「吹付系断熱材」へと標準仕様の変更を検討しています。
これら 「断熱材の仕様の変更」 が 「②断熱材の性能」 においての対応問題です。
今から新築を建てる予定でいる方は新基準に対応した断熱材を使用する事を強くお薦めします。