貧すれば鈍する米国
米国でも経済格差がますます広がっていることは、このブログでも
紹介してきた通りです。
先日読んだ USA Today では、米国で 犬が盗まれる事件が急増している
そうです。 (More dogs get kidnapped for money 2011/8/22)
盗む目的は、可愛がるのではなく、誘拐⇒転売 してカネを儲けようという
ものだそうです。言ってみれば、犬の営利誘拐ですね。
記事はアメリカン・ケンネル・クラブの統計数値を引用していますが、
2011年の1-7月では、盗難件数は、224件で、前年同期比49%増だそうです。
ちなみに、2008年全体では、盗難件数は71件ですから、急増ぶりが明らかです。
狙われる犬種は、ヨークシャーテリアやポメラニアンだそうで、小型なので
隠して盗みやすいのかもしれません。自宅だけでなく、ペットショップ、
車や市街地などから誘拐し、インターネットや蚤の市などで売っぱらってしまうとか。
なかには、盗んだ犬を自分でキープしておいて、「探し犬広告(お礼金つき)」が出るのを
待ち、それがでたら、犬を偶然見つけたようなフリをして、お礼のおカネだけもらっちゃう手口
もあるといいます。
貧すれば鈍するといいますが、困ったものです。