毎日暑い日が続き、サウナの中で生活しているようで嫌になっちまうね。
俺が悪ガキの頃は、何だかんだって言いながら自由で、夢が
あった。
俺が鈍感で丿ー天気だったのかも知れねぇが、大人達は優しく、そして厳しかった。
今思ぇば、家族だけでなく、地域全体の大人達が、俺達子供を見守ってくれていた気がする。
悪さをすると近所の大人にひつぱたかれた。
弱い者虐めなどする者がいると、こんこんと説教をされたものだった。
学校には、朝鮮人の子供も部落民の子供達も通っていた。
しかし親達から
(あの子と遊ぶんじゃないよ。)
なんて言われた事はなかった。
子供時代は、そいつが勉強が出来る、スポーツ万能だ、喧嘩に強い、もの知りだと言う事で評価していたように思う。
なんの取り柄もない奴なんていなくて、絵がうまいとか、木登りが上手だとか、なにか取り柄があって、互いに認め合っていたように思う。
今のように、無視をする。
弱い者を複数でいたぶるなんて事は、なかった。
子供は大人の言っている事を信じ、真似をしているに過ぎない。
俺達はどこでまちがったのだろう。
日本の素晴らしい文化を変色させ、このギスギスした世の中にしたのは、俺達大人なのだ。
嘘や捏造を受け入れ、真実に頬被りしてきた。
俺達が日本を破壊し、若者の夢を奪い、世界に誇れる日本を壊してきたのだ。
その責任を取らずに老いぼれて死ぬ事は許され無い。