昔々の其の昔、和多志が20代殆どを片想いし続けた東大阪に住む人、恐らくは、物部氏系の陰陽師ではないかと思うけど陰陽師を職業にしてない人。

だけど失せ物や人探し、病治し等を出来て式神も自由に使うような人だった。

そういう謎な面に惹かれていたって事も有ったと思う。一大決心して告白したんだけど断わられちゃったの。(*_*)

28で大失恋、、ハタチからずうっと好きだった人。

その人に教わったことで唯一、和多志に遺ったのは、回向文それと印を一つ。。これしか遺らなかった。。

回向文は殆どの宗派に有る三界万霊に遍く功徳を行き渡らせる唱明、印は好きな人が教えてくれたから何の意味があるのかもよく聞かないでただ教えて貰えたのが嬉しくて、何か食べる時飲むとき、その前にこの印を組んでから飲食すると餓えている霊に届くから徳を積めると言われたのを信じて真面目にやってました。

最近になってあの印はなんて言うのかなって気になり出したので調べたの。そしたらね、、

九字を切る時に唱える臨兵闘者皆陣裂在前て言魂が有るでしょ?あれ一つずつに指を組む印が有るのよ。

それで調べていくと和多志が教えられた印は陣の印で內縛印と呼ばれるものだってわかりました。

は?内縛??え?どーゆーこと??これは内心にある感情が爆発しないよう内側に縛り付ける印、外に感情が飛び出さないように縛る印だったわけ。。

つまりね、告ってフラレてショック受けてストーカーになったら困るから内縛印を教えて本人に組ませる事でストーカーにヘンゲしないよう封じようと考えたんだね。。そんな内容のモノとも知らないで一生懸命に組んでいたんですよ、、己が心の内側を縛るような印をね。。

回向文はまあ良いとして、、内縛印て、、、我が御霊に対しあまりに無礼であろう??

確かに内縛のモノらしく全ての指を手の内側へしまい込むように組むんだよ、キリストに祈る時の反対だね、、指を交互に内側へ組んで行く、、和多志は知らずにとはいえ己自身を縛る印をせっせとやっていたわけだ。。バカみたい、、アホらし、、(*_*)

和多志は本人に何で和多志に内縛印なんて教えたの?って訊きたいです。どーゆーつもりで教えたのかをね。。

知ってからは内縛印はしてません。合掌して回向文を唱えます。それはしてますよ、徳を積む為に。。


過去世がガラシャだと言うことは知ってるけど彼女は相当激しい気性を多分持ってた。物凄く気位が高い、つまり無礼は許せない性質。ひょっとして過去世も彼には視えていた??のかも。。それでフった事が逆鱗に触れるかも知れないからあの印を組ませて抑え込もうとしたのかな、、、とかね。。色々考えるわけ。姑息だよね、、(-_-メ)


テレグラムでも無礼な濡れ衣というか有らぬ疑いを向けられて激昂した事が有ったのよ、、無礼者は赦さない性格、、ガラシャはそういう性格のオンナだった。


魂が根底に持つ性質ってのは生まれ変わり42変わり何回やっても変わらないものらしい。。


失恋の2年後にお見合いして今の夫に出会った。

夫の実家の菩提寺がなんと法華宗本門流、、総本山があの本能寺。。因縁因果を感じましたよ、、明智の娘が本能寺系列のてらの檀家に嫁いでさ、、夫側の親戚達と上手く行かないのも頷ける。。違和感しかないもんなあ、、義父母とも仲良くならなかったし、、それでも義父の介護は12年頑張りました。。

過去世のカタキと結婚するパターンはよくあるらしいけど、夫はガラシャが生きた時代一緒に居るには居たけどかなり身分差があってそばには寄れなかったみたい。離れたとこから和多志を見ていたって霊視ではそう言われたから。。

だから夫は優しいし和多志を大事にしてくれてるとは思うよ?因縁因果の糸車は複雑怪奇に絡まり合っているんだよきっと。。想像もつかないドラマが過去世から綴られている。。


東大阪の陰陽師モドキ、多分生きてれ67くらいかな。。跡取り息子だし和多志も跡取り娘だから一緒になれないとか、あなたは婿を迎えて家を継ぐべきとか言われたんだった。和多志には振る為の言い訳にしか聞こえなかったけど。。跡取り息子なんだから誰か嫁をとってもう、孫も居たりするだろうけどどうでも良い。和多志には無礼者でしかないから。(-_-メ)


ガラシャはね、穏やかでおしとやかで美しくて上品でもの静かなオンナのイメージでキャラが作られてるかも知れないけど、真実は芯に燃えるような強いプライドを持っていたんだよ。それを畏れての内縛印だったとしたら腑に落ちる。。(^_^;)