前回のPU載せ替えでかなりストラトぽい音になったフォトラト1号機。

 

 

しかしローが出過ぎてて5、6弦あたりをかき鳴らすと「もあんもあん」鳴っちゃってひどい。

こればっかりはPUのせいではなく、ネックとボディの出す音(鳴り)なので根本解決は難しい。

ネックまたはボディ、あるいはその両方を替えるとかなら、最早改造ではなくなるし。

そもそもネックの強度(硬度)が足りなくてうねってるのではないかと疑ってるんだが、そこにバスウッドって構成である意味ギター自体フィードバックしちゃってると思うのよね。

ま、文句言っても始まらんので、このチープな素材でいかに望みの音は無理でも、自分の考えるストラトっぽい音に仕上げるかです。

しかも安価に。

 

で、鈴鳴りはいい感じにはなったんだけど、この暴れるローをいかにカットするか。

ここは正攻法でハイパスフィルター入れることにしました。

あ、ハイパスフィルターって言ってもボリューム絞った時のハイ落ち防止のスムーステーパーフィルターとは違います。

欲しいのはフルテン時でもがっつり効くやつです。

 

さて、前置きはこの辺にして、ハイパス(=ローカット)フィルターってなにかってことをおさらいから入りました。

エレキギターのトーン回路はローパス(=ハイカット)フィルターなので、要するにその逆がハイパス(=ローカット)フィルターなわけです。

こちらのサイトに詳しい解説があります。

 

 

ただ、どうせ計算通りうまい具合にいかないのはわかってるので、抵抗やらコンデンサーやらをいくつか買ってきて、取っ替え引っ替え試してみました。

つか、こんな配線だったらブレッドボード要らんけどw

自覚してるんで「普通に足に鰐口クリップすりゃいいじゃんw」というツッコミは要らないです。

 

 

ハイパス(=ローカット)フィルターではコンデンサーの後に抵抗が要るんですが、先に紹介したサイトで可変抵抗すなわちポットを例に引き出してくれてるじゃありませんか。

なるほどですねー。これはうまいことを教わっちゃいました。

最初はいい値が見つかったら、コンデンサーと抵抗を直列ではんだ付けしてジャックのところに付けようかと思ったんですが考えが変わりました。君子豹変す。

ということで500Kのポットを抵抗にして、どのくらいの容量のコンデンサーをつけたら好みの音になるかやってみました。

 

なんだかんだやって、結局気に入ったレベルまでローカットすると全体のゲインも落ちちゃって使い物になりませんでした。

抵抗追加すればいいんでしょうけど、そしたらカット周波数も下がっちゃいます。

パッシブ回路では引き算しかできないのが辛いところです。

あるいはコイルの巻き数増やすとか磁力上げるとかしてゲイン稼ぐってのも選択肢ですが、それは最後の手段として、まずはハイパスフィルターで頑張ろうとさらに試行。

最終的に落ち着いたのは2200pFでした。一応「もあんもあん」感は抑えられました。

今日はここまで。

 

次はこのハイパスフィルターをリアのトーン回路と交換します。

つまりトーンは従来のローパスとハイパスの2つをマスターで持つことになります。

いったいどういう音になるか楽しみです。