こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
長野県諏訪郡原村のピアノ教室 山と森の音楽室の古川恵美です。


フランクフルトで泊まっていた夫の友人の家は、落ち着いた住宅街の中にあります。

滞在中、旅の興奮で眠りが浅いのか、夜中に目を覚ますことが、よくありました。

シーンと静まりかえった真夜中の住宅街。

毎正時と毎30分に、教会の鐘の音が聞こえてきました。

静かに響く鐘の音。

日本のお寺の鐘よりも、少し高い音で、それほど大きな音ではありません。

厳かで、落ち着いていて、しっかりと存在しているけれど、夜の空気に吸い込まれそうなぐらい溶け込んでいる音。

慌ただしくなりがちな旅の中で、冷静さを取り戻させてくれるような響きでした。


ちょうどその頃、鐘をテーマにした曲を練習していました(今も弾いています)。
シェーンベルク作曲 6つの小品Op.19第6曲。
シェーンベルクが尊敬するマーラーの死を悼み、書いたそうです。

シェーンベルクが聞いた鐘の音も、こんな音だったのかな…。

そんなことを考えながら、耳を澄ましました。




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