大切な自然を守るために
おはようございます
晴れたり曇ったりと
忙しいお天気の中
ふと
「女心と秋の空」
そんなことわざを思い出します
女性の気持ちは
まるで秋の空模様のように変わりやすく
移ろいやすいということを指すことわざです
ですが・・・
ご存じでしたか
このことわざ
もともとは男性の気持ちをたとえて
「男心と秋の空」
という表現が使われていたという事を
使われだしたのは
室町時代や江戸時代の頃
この時代は、男性の浮気に対しては寛大で
女性の浮気は
死罪になる可能性があるほどの重罪だった
という背景があり
男性のほうが浮気をする人が多く
男性の気持ちの変わりやすさを
秋の空に重ねたのだそうです
どちらも「なるほど～」と
納得してしまう謂れですが
男子の方は・・・
今も昔も変わってないのでは・・・
と微かに思ってしまったトン子であります
さて、本日の内容は
気になるニュースの情報共有です
皆様は
『ナガエツルノゲイトウ』
という植物をご存じですか
河川や湖等に繁殖する
南米原産の水草です
さて、この
『ナガエツルノゲイトウ』
とはなんぞや
そして、これが
どんな問題を引き起こしているのか
サクッと纏めます
侵略者
ーナガエツルノゲイトウー
ナガエツルノゲイトウ
とは？
ナガエツルノゲイトウは
南米原産の多年草
池などに繁殖する水草ですが
陸上でも根を張り繁殖域を広げる厄介者です
１９８０年代に
兵庫県内で国内初の侵入が確認されて以来
琵琶湖など各地に広がったといわれています
この侵略水草が
日本の自然にどんな悪影響を与えているのか・・・
水田の被害
水田では、水稲と競合し生育を阻害するほか
成長した稲を倒すなど
大きな影響が出ています
また、収穫時にコンバインの胴内に詰まり
作業性の低下やコンバイン等の
故障の原因にもなっています
水路の被害
繁茂して水路を塞ぐ事例も
数多く確認されています
滋賀県の琵琶湖では排水ポンプが停止
その為の対策として
滋賀県では年に数億もの費用を使い
駆除活動を行っています
数億ですよ数億・・・
危機的状況にある事は
この件だけでも分かりますよね
琵琶湖だけではなく
千葉県の印旛沼でも
排水機場の機能に影響が出るなど
被害が報告されているんです
他にも上げればキリがない程
各県や市で対策はしていますが
追いついていないのが現状のようです
見分け方
侵略者ナガエツルノゲイトウとは
いったいどんな姿をしているのでしょう
夏から秋にかけて葉腋に細かい柄を出し
先端に直径1.5cmほどの
球形の白い花穂を着ける
ナガエツルノゲイトウは
茎の切片による栄養繁殖が極めて盛んで
生長がすこぶる速い
長期間の乾燥にも耐え
耐塩性も強いという
まるで宇宙からの侵略者か
とも思える程です
- 節から一対の葉を伸ばしています
- 葉の長さは2.5～5cm、幅は0.7～2.0cm程
- 葉の先がやや尖った形状
- 茎はなめらかでざらつきはありません
- 葉の中心は空洞（ストロー状）になっています
- 花柄は葉の脇から伸びています
兵庫県の作成したチラシです
とても分かりやすいので
是非見て下さい
見付けたときは
外来生物法で特定外来生物に指定されている
ナガエツルノゲイトウは
栽培や移植、販売、譲渡、運搬などは
全て禁止されています
放置していると群生するだけでなく
水系の下流に流出し
繁殖範囲を広げている可能性大
そのため
ナガエツルノゲイトウの発生が確認された場合は
水系の上流・下流に
未発見の繁殖地が存在する可能性があると考え
調査しなければなりません
再生力が非常に強く
茎・根の破片から再生してしまうため
草刈りや耕運を行ってしまうと
拡散を助長してしまう事になるのです
この様な理由から
疑わしい雑草はそのまま動かさずに
各県や市に報告してください
JAまたは県農業技術センターでも大丈夫です
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それでは、本日はこれにて
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楽しい1日をお過ごしくださいませ～
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