まだ社会人になって 

間もない、 

30年近くも前のこと。 

 

私は実家から 

1時間くらいかかるところに 

勤めていて 

 

ある台風のあと、 

鉄道が止まって 

代わりにバスが出ることに 

なりました。

 

大勢の人が 

そのバスに乗っていました。 

 

ただ、バスで帰れるのは 

いいけれど 

 

私の実家から少し離れたところに 

バスが停まるようで 

 

父親に迎えに来てもらうよう 

携帯電話で 

親に連絡しました。 

 

 

当時は誰もが携帯電話を 

持っている時代では 

ありませんでした。 

 

 

周りの人たちが 

皆さん、家族に  

連絡を取れず、 

困っていた様子。 

 

バスで隣の席に 

座っていた女性が 

「携帯電話あって、 

いいですね」 

 

とおっしゃったので 

 

使ってください、 

 

と、お貸ししました。

 

「ありがとうございます」 

と、とても感謝してくださったように 

記憶しています。 

 

 

よかった。。 照れ

 

すると、そのあと、  

横に立っていた中年の男性が 

電話を貸してほしい、 

とのことでしたので、 

その方にもお貸ししました。 

 

しかしその方の話が 

長い!!!滝汗 

 

仕事の話っぽかった・・・・。 

 

 

私はまだ薄給の身でしたから 

(今もですがw) 

 

この人、一体

どこにかけてるんだろ? 

いつまで話すんだろ・・・・・? 

(電話代が・・・) 

 

 

しかも、ほかにも 

電話がない人は 

いらっしゃるだろうし・・・・・・ 

 

私は一体、周りのどこまで 

電話を貸さなければ 

いけないのだろう・・・・・・  

 

と、若かったし 

ちょっと不安になりました。 

 

 

若いころの私は 

今より、人がよかったですしw 

 

 

家のある地域に近づいてきたので 

さすがに 

電話を貸したのは 

その人まででしたが 

 

結果、人助けには

なったようで 

 

よかったです。 

 

 

おそらく、隣の女性も 
その男性も 
電話代として 
2、30円を私に下さったように 
思います。 
 

 

今では誰も彼もが

スマホを持っていて

 

そういうことも

全くなくなりましたね。

 

(バスの写真がなかったので、

昔、ベトナム旅で乗ったバス車内。

このころは、

海外でスマホをそうそう使える時代でもなく

それこそ、何があっても

誰とも連絡を取れない状況・・・)

 

ガラケー以前のおもひで

 

 

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