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どれだけ自民党が嫌いでも、「無能な野党」しか選択肢がない…米政治学者が憂う「日本政治の機能不全」(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

 

カリフォルニア大学バークレー校のスティーブン・ヴォーゲル教授は「アメリカ政治は極端な二極化が進み、日本以上に機能不全に陥っている」という――。
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日本の政治システムは二極化の傾向が薄い。自民党と主な中道派の野党の差がはっきりしないのだ。経済政策一つとっても、自民党内の差のほうが、自民党と主な野党の差より大きい。自民党内には、タカ派もいればハト派もいる。自由市場支持派もいれば、より社会主義に近い考え方の議員もいる。幅が大きい。

 一方、与野党間の違いがクリアでないため、福祉の充実や労働・金融規制を支持する有権者がいても、どの党に投票すべきかわからない。多くの場合、与党も野党も同じようなことを議論している。

 つまり、本当の意味で、政治に「競争」がないのだ。理由は2つ。まず、前述したように、政党間の違いがはっきりしない、または大きくないことが挙げられる。そして、もう1つの理由は、野党に政権を担うだけの力がないことだ。

 例えば、自民党より左寄りの有権者は立憲民主党を支持するかもしれないが、実際に一票を投じるのはためらうのではないか。まず、立憲民主党が自民党に勝てるかどうか確信を持てない。次に、野党が国をうまく統治できるかどうか確信がない。2009年に政権交代が起こり、3年余りにわたって民主党が政権の座に就いたが、効果的に統治できなかったからだ。

 自民党嫌いの日本人は多いだろうが、野党はもっとまずい。つまり、日本の有権者には、「好ましくない二択」しか道がないのだ。岸田政権も自民党も支持率が低迷しているが、野党の支持率はもっと低い。これでは、誰のことも支持しない有権者がいても不思議ではない。これが日本政治の機能不全だ。

 とはいえ、アメリカのほうがひどい。法案を通して事を進められるだけ、日本政府のほうがましだ。日本には、ナショナリスト的なポピュリズムもない。

 ――日本政治の機能不全は有権者にも責任があるのでしょうか。政治家の責任でしょうか。

 有権者と政治指導者の関係は「チキン・アンド・エッグ(鶏と卵)」だ。つまり、どちらとも言い難い問題だ。とはいえ、日本の有権者をとがめるつもりはない。政界の指導者らに、より大きな責任がある。有権者に良い選択肢を与えることができないのだから。日本の有権者には、「嫌いな政党」と「有能だと思えない政党」という選択肢しかない。

 日本の野党はもっと努力し、自分たちの政治のクオリティーを高めるべきだ。それには、まず、野党が「団結」する道を探ることだ。そして、「いつでも政権を執ることができる」という覚悟を有権者に示さなければならない。民主党が自民党に勝ったとき、私たちアメリカ人の多くは、(日本の将来に対し)非常に楽観的な見通しを抱いた。「日本の政治にも、ついに『競争』の時代が訪れた」と。

 日本は党派間の競走を取り戻す必要がある。政治というものは、与党と野党が競い合わなければ機能しない。少なくとも2009年には「競争」があった。(同年8月の衆院選で)自民党が負けたのだから。

 日本には、競合的な政治システムを機能させるだけの十分な力がある。だが、それを実現させるには、野党がもっと競争力をつけなければならない。有権者に対し、自分たちは自民党に取って代わりうる力強い「選択肢」なのだということを示す必要がある。(抜粋)

 

 

 

 

仕方ないよね

 

まっとうな政治と言いながら

 

具体策を述べない

 

代弁しますと言いながら

 

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これが立憲民主の重鎮(?)なんだから・・・

 

お読みくださり有難うございます。

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