「改憲 もってのほか」 宮崎駿監督 いま声を大に

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013071902000113.html


 「憲法を変えるなどもってのほか」。スタジオジブリ(東京都小金井市)が、毎月発行している無料の小冊子「熱風」の最新号で「憲法改正」を特集し、宮崎駿監督(72)が寄せた記事が話題を呼んでいる。全国の書店では品切れが続出。ジブリ出版部は反響の大きさから、「参院選の投票日(二十一日)前に読んでほしい」と十八日、急きょジブリ公式ページで公開を始めた。 (樋口薫)


 熱風は「スタジオジブリの好奇心」が副題で、毎月趣向を凝らした特集を組む。過去には「デモ」「グローバル企業とタックスヘイブン(租税回避地)」など、社会的なテーマも扱ってきた。


 編集長の額田久徳さん(50)によると、今回の特集を発案したのはプロデューサーの鈴木敏夫さん(64)。意見の分かれるテーマだけにためらいもあったが、参院選を前に「ジブリとしての旗色を鮮明にしよう」と腹を決めた。


 執筆もジブリの重鎮に依頼。宮崎監督に加え、高畑勲監督(77)が「60年の平和の大きさ」と題して寄稿。本紙に五月、掲載された鈴木さんのインタビューも、「9条世界に伝えよう」として収録された。いずれも憲法九条や改憲手続きを定めた九六条の改憲に反対する内容だ。


 宮崎監督は談話形式の記事で「選挙をやれば得票率も投票率も低い、そういう政府がどさくさに紛れて、思いつきのような方法で憲法を変えようなんて、もってのほかです」と明言。また、日本の戦争責任や産業構造の問題点などについても率直に語っている。


 十日から全国の書店で配布した約五千部はあっという間になくなった。出版部にも「読みたい」と電話が殺到するなど、過去最高の反響という。「憲法を守るための最大の敵は国民の無関心。興味を持ってもらえたのがうれしい」と額田さん。


 二十日に公開される宮崎監督の最新作「風立ちぬ」は、ゼロ戦の設計士が主人公で、戦前が舞台。戦争の直接的な描写はないが、平和について考えさせられる内容も含んでいる。「たくさん考えて投票に臨んでほしい」。それがジブリの願いだ。

<スタジオジブリ> 宮崎駿、高畑勲両監督のアニメスタジオとして1985年設立。「天空の城ラピュタ」以降、「となりのトトロ」「もののけ姫」など、宮崎監督の全アニメ作品を製作。2001年公開の「千と千尋の神隠し」が米国でアカデミー長編アニメ賞を受賞するなど、作品は国内外で高い評価を受けている。


この記事を読んで思い出したのが


手塚治虫の未完の作品『どついたれ』だ



何かおかしいよね、今の日本。


この作品は大東亜戦争末期から


戦後間もない時期にかけての


日本の社会を描いていた


三国人とヤクザとの


抗争が勃発する直前で打ち切られている


1979年から80年にかけてヤングジャンプに掲載されていたのだが


『ここはこれからタップリ血だまりができるんだ。三国人との決戦でェ!』

『三国人とのでいり』


といった言葉が頻繁に使われていた


80年と言うと一次安保闘争から20年


二次闘争からは10年


サヨクどもが社会に出てそれなりの要職に就いた時期だ


出版社は現状の新聞を見て解るとおり


サヨクの巣窟だ


当時手塚プロの倒産で経済的に困窮していた手塚を


出版拒否で恫喝するのは容易かったであろう


それは80年代までは当然の如く使用されていた


梶原一騎原作「おとこ道」
『最大の敵は、日本の敗戦によりわが世の春とばかり、ハイエナのごとき猛威をふるいはじめた、
いわゆる第三国人であった!!』  『殴られる前に殴るんだ 三国人どもを』

「朝日新聞記者の証言5」 1981年8月 朝日ソノラマ発行
『第三国人』が『いかに法を無視し、警察を軽視していたか』  『彼らの一部には、治外法権があるような優越感をいだかせ、社会の混乱に乗じて徒党を組み、統制物資のヤミ売買、強・窃盗、土地建物の不法占拠などの不法行為をほしいままにし、戦後の混乱を拡大した』  『覚せい剤、密造酒となると、これは第三国人の独壇場といった感があった』 第三国人という呼称は『今やまったくの死語になった』と書いている。

元ダイエーの社長中内功氏も頻繁に使用していた


「ビッグマン」 1983年1月号 ダイエー中内社長のインタビュー
『その当時は第三国人に支配されていまして… 』

「中内功の限りなき挑戦」 1984年5月 大下栄治著 講談社発行 
『当時、神戸のブラックマーケットではいわゆる"第三国人"と呼ばれていた
中国人や朝鮮人が幅をきかせていた。「戦勝国民」という腕章をして、暴れ放題… 』


『三国人』という表現が急速に使われなくなったこと


それどころか石原慎太郎氏のその発言を叩くこと


から容易に推察できる


映画興行にしても同じ狢が住んでいる


宮崎駿監督が自らの思想から


先の発言をしたのか


それとも金の為にしたのか定かではないが


今後『はだしのゲン』のような映画を作られては堪らない