自閉症スペクトラムのグレーゾーンと言われ二次障害として摂食障害を患って入退院を経験しながら、高校受験に立ち向かっている息子について書いています。


あくまで我が家での出来事や治療の経過をかいているので、同じ病名でも同じ経過を辿るとは限りません。
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息子の高校受験、初戦にして第一志望校の結果が出ました。






















結果は合格でした!!!



















はあああああああああああああああぁぁぁ~

本当に良かった…長かった…

生きた心地がしないとは、まさにこのこと。











上手くいったからこそ話せる、試験日からの我が家のジェットコースターな1日をご覧下さい。

↓↓↓







もおぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉ!!


本当に嫌だ!!


色々やらかした!!!


二度とこんなんやりたくない!





と、試験が終わり息子が荒れ狂い、私に絡んできた時は本当に絶望感でいっぱいでした滝汗






『一般入試よりは簡単と聞いてたのに全然違うじゃねぇか』

→3教科で60分の試験だから、問題数も少ないのではと言われていたため。

しかし世の中そんなに甘くなかった。



『四則計算なんて最初に3つだけ。後は確率、図形と一次関数に二次関数がガッツリ。

国語は漢字が多いと聞いたのにほぼ読解。

英語は追い込みにあれだけ頑張った比較と最上級の中からas~asだけ。


解けるわけねーだろ。』



息子自身の正解率の体感は

国語→6割

英語→4割

数学→2割



ただ、分からなくてもマークシートは全部埋めな!というのは守ってやったらしい。


しかし体感でこれなら…実際はもう1割ずつ下回っててもおかしくないと感じました。





『面接の時マスクを外し忘れた』



『面接官の声が良く聞こえなくて聞き返した。

緊張しちゃって、口をついて出た言葉が…え?何ですか?だった。

もう一度お願いいたしますすら咄嗟に出なかった。


俺の声も聞き取りづらかったたらしくて、聞き返された時もあった。』



ハキハキと背筋を伸ばして話はできたが、いくつかの咄嗟の返答に困ったらしい。


面接は練習していた質問とあまり乖離することは無かったようでしたが、学科試験での焦りが面接にも影響したのは間違いないようでした。




『もう最悪だ。絶対落ちる。』





…愚痴を聞いているうちに、このまま帰りに中学校へ登校して先生や友達に吐き出してスッキリ帰ってくりゃいいじゃんか、とさえ私は思いました。







まあ本人の言うことを鵜呑みにするなら、五分五分なんて夢のまた夢!…この状況でそんなに上手い話がある訳がない。

不合格が頭を過ぎりました。



でも、私の中では専願入試という制度上…本当にどっちに転ぶか分からないと思いました。


事前の噂話ばかり先行して、専願入試の過去問はおろか明確な情報は無いに等しかったからです。



高校側が言う

『中2程度がメインの問題になります』

だけが、私と息子と中学の進路指導の先生が直接聞いた唯一の情報です。


それでも実際に聞けば、中3の内容もそこそこあったんじゃないか?と思います。





息子が『やらかした』という面接は、息子が嘆く割には致命傷が無いような気もしました。


受験生の本番失敗あるあるの範疇だと思ったので、それを高校側がどうとるかが未知数でしたし。





ただ、息子が自分でもファインプレーだと思ったと言っていたこともあったんです。


『中3で欠席日数を大幅に減らせたのは何故だと思いますか?って質問に、将来やりたいことが見つかったからです。それで頑張れました。って出たのは良かった。

それで面接官の先生も笑顔になった。


あとは、高校に休まず来れますか?その根拠は?って聞かれて…

一学期の欠席が16日で二学期の欠席は1日でした。だからこの勢いで体調を回復して絶対に通います、って言いきった。



これを聞いた時に、この返答の意味は大きかったと思いました。






まず高校が心配するのは出席率なはずです。


これは個別相談でも願書を出した時も聞かれましたから。


特に我が家は持病もあり入院経験もある。

再発のリスクはありますからね。









とりあえず帰宅してお昼を食べ、コタツに入った息子は爆睡。


疲れたと思います。

満身創痍でした。


その後、中学校へは任意登校だったために行きませんでした。



私も疲れからか、胃がムカムカして気持ち悪くなり夕方まで横になっていました…。







こんな感じで息子の初戦は終了です。




コロナ禍に思春期がぶち当たり

摂食障害になり

入院もして

退院しても思うように身体がいう事を聞いてくれなかった日々。

もう学校復帰は難しいかもしれないと諦めかけたことも。




でも諦めなかった。


人よりゆっくりではあったし、正直受験勉強は道半ばでした。



嫌な言い方ですが、本音を言えば専願に落ちてそれでもさらに食らいついて勉強して、一般で合格をもらった方が息子のためにはなるはずです。







しかし一方で、今できることはここまでかもしれないという思いも。



体重を増やし維持しながら中学校へ通う

息子のレベルから見てさらに努力をしなければ入れない高校を目指す


当たり前だけど当たり前にはいかないことを、この半年間で乗り切ってきただけでも御の字としなければ…とも。







しかし人より苦労したこういう経験は、後から必ず力になるはずです。



息子は努力が嫌いです。


さらに結果が伴わなければ、メンタルがぺしゃんこになります。



これは発達障害における息子の特性上、不利だなあと思うところ。






でも無駄かどうかなんて、今すぐ分かるわけがないのです。



【今は無駄だと思うことも、数年後いや成人してから思わぬ形で自分を助けるかもしれない】






経験値ってそうやって上げていくもんじゃないかな、と私は思いました。






限られた日数の中で自分で踏ん張ったこと。

その熱意をかってくれて周囲のたくさんの人が力を貸してくれたこと。


ここは感謝を忘れないで欲しい。








受験会場の近くで息子を見送った時。



いつも猫背で自信なさげだった背中は、心なしか伸びていました。


道沿いにいる高校の先生や生徒会の先輩ひとりひとりに

『おはようございます』

『よろしくお願いします』

とあいさつしていく姿をみながら、親として誇らしかったです。



不器用で真面目すぎるけど、気持ちのこもった行動ができる子には育ってくれた。







人生で最初の大舞台を乗り切った息子。


まずは自分の希望がひとつ叶ったことをきっかけに何事も思う存分やって欲しいです。







さて、私もこれで一休みできるかな?


髪の毛、白髪だらけになりましたものwww


まずは美容院くらい好きに行かせてもらうからねニヤニヤ