自閉症スペクトラムのグレーゾーンと言われ二次障害として摂食障害を患って入退院を経験しながら、高校受験に立ち向かっている息子について書いています。
あくまで我が家での出来事や治療の経過をかいているので、同じ病名でも同じ経過を辿るとは限りません。
参考までにご覧下さい。
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今日はですね。
昨年のGWに我が家に起こった話です。
何で今頃こんな話かっていうのは…
ここ数日物騒な事件が続いてて、ニュースでは定点カメラや防犯カメラの映像がよく流れてますよね。
そういうのを見る度に思い出す話であり、今更ながら皆様への注意喚起になればと思って下書きから引っ張り出してきました。
まあ正直なところ、昨年のGWといえば…弟や父が一番大変な時でブログに書くなんて心境じゃなかった、ってことですけどね
さて、では本題へ。
昨年のGW、関東在住の弟のお見舞いをして帰りに実家に寄った時でした。
その日は母から頼まれた買い出しを、私と旦那と息子でこなしていました。
GWにしては夏日にせまるくらい暑い日で、用事が全て済んだあとにアイスでも買って帰ろうということになりました。
アイス屋に着くと息子が「俺は車で待ってるわ～」と言うので、私と旦那で店内へ。
店の入口まで列ができるくらい混雑する中、無事購入してレジ待ちをしていました。
すると、息子から私に電話。
息子『母さん達、まだ時間かかる！？すぐ車に戻って！！！』
私「え？どうしたの！？何かあった！？」
息子『隣の車のドアがウチの車にぶつかったんだよ！
相手の人と俺、思いっきり目が合ったんだけどさ、早く行くぞ！って猛スピードで逃げてった！』
息子の慌てた様子に私も一大事だと旦那に伝え、急いで車に戻ると左後部扉のど真ん中に500円玉くらいの凹みと傷が…！
大事に大事に乗ってた旦那の車。
怒り心頭です
『絶対に逃がさん！！！』と怒り狂う旦那…
そして何と運がいいことに、息子が冷房を効かせた車で待ってたためにエンジンがかかったままで、前後のドラレコが生きていたのです！！！
旦那『よっっっしゃ！！
もしかしたら相手のナンバーとか映ってるかも！！！
こればっかりは○○(息子)に感謝しかないわ…
エンジン止めてたらドラレコも止まってたしな。
そしたら泣き寝入り確定だわ。
まあ、目撃者だからと相手に危害を加えられなくて良かったけどな…』
といいながらドラレコの録画を確認しつつ、私は警察に電話。
警察からは最寄りの警察署に来れば、パソコンに取り込んでドラレコの画像を解析できるからと案内されました。
映像が上書きされるといけないから、メモリーを抜いて警察署に向かうように言われて急ぎました。
そして現物確認と同時に映像分析が始まりました。
唯一の目撃者である息子を中心に念入りにゆっくり観ていきました。
すると相手が逃げた時の映像に、車種から色から後ろのナンバーが辛うじて映っていたのです！！！
しかもバックカメラには、アイスを買って店から出てきた人物の顔までバッチリと映っていました！！！
運転手であろう男性と、ウチより幼いお子さん2人に奥さんも。
息子『あっ！この人です。
逃げろって言って運転席に乗った人。
で、僕と目が合った人だ。
子どもが後部座席に乗ろうとしてウチの車にドアをぶつけたんだ。』
旦那『マジか…
っていうか、子ども2人に奥さんも居たんかい！！』
警察官『なるほどなるほど。
ナンバーも識別できそうですし、多分すぐに分かりますよ。
分かったら相手に連絡してみますのでもう少しお待ちください。』
といわれ、我々はガッツポーズでした。
それから待つこと1時間弱。
アイスが溶けてようが仕方ありません。
この怒りに決着をつけねば、県外の自宅にも帰れませんから。
相手は夫婦でやってきました。
私たちと同世代かちょっと下くらいで、視線も合わさずに一度警察署に入り書類に記入してから、警察官と一緒に私たちの所にやってきました。
相手方のご主人が謝ります。
しかし
『子どもの習い事の時間が迫っていて、仕方なく現場を離れた』
『それでも気になって現場に戻ったが、もういらっしゃらなくて…』
などと言い訳のオンパレード。
黙って睨みを効かせて聞いている私たちをみて堪らず相手の奥さんも
『子どもが習い事に行く前にグズグズ言って焦ってしまった私が悪いんです』
『でも本当に逃げるつもりはなくて』
と言い訳追加。
ハイハイ後から何とでも言えますからねー？
と、シラケた顔して黙って聞いててやりましたけど
そして相手が沈黙したので、旦那のターン。
『逃げる気なかった？
後で現場に戻ったけど僕たちが居なかった？
ホントかどうか分かったもんじゃないっすね。
息子と目が合ったらしいじゃないですか。
それで逃げろって現場を離れたんでしょ？
その時点で当て逃げする気満々じゃん。
話をする気があるなら、エンジンかかってたし車に人がいたら一言声を掛けますよね。
すみませんって。
相手が息子みたいな子どもだから話が出来なかったんですかね？
だけどあんな小さな店なら親が店内にいるのが分かるし、店内で大声で呼べばすぐ見つかりますよね。
駐車場で車ぶつけちゃって…って店員さんに言うことだってできましたよね。
お子さんの習い事の時間が迫ってても、夫婦どっちかが現場に残ろうとか思いません？
だいたい、人の車にぶつけたら普通は習い事どころじゃ無くなるけどけどな。』
相手の奥さん『いえ、そんなわざと当て逃げだなんて…そんなつもりは。
気が動転してしまっただけで…』
旦那『ぶつけて現場に戻って誰もいなかったけど本当に申し訳ないという気持ちがあったなら、自ら警察に連絡入れてもいいんじゃないですか？
被害者から連絡入ってないですか、来てませんかって。
市内にあるどの警察署に連絡しようが、このご時世に警察のネットワークですぐ分かるでしょうよ。
でもそれしてないってことは、逃げ切れると思ったんでしょ？
逃げた時点で意図的と取られても仕方ないんですよ！
さっきから言い訳ばっかしてますけど、一部始終をお宅のお子さんたちも見て聞いてますよね！？
子どもの前で親が逃げてどうするんですか？
ドラレコにお宅様家族みんなの顔がしっかり映ってましたよ。
うちも息子がいますけど、子どもの目の前であんなことできないですわ。
恥ずかしくて。
ウチはちゃんと現場で話し合いして凹んだドアを直しましょうって話が出来たら、警察まで呼ばなくてもいいかと思いましたよ。
だけど逃げられたからにはそれなりの対応はしてもらいます。
ドラレコが生きてなかったら、息子が乗ってなかったら…こっちは完全に泣き寝入りだったんですから。』
あまりの旦那の勢いに、焦って何か言おうとする相手の奥さんをご主人が制し
『返す言葉もありません。
全額こちらで弁償して元に戻します。
申し訳ありませんでした。』
と、そこで話は終わりました。
お互いの連絡先と自動車保険の証書の写メを交換し、あとは保険屋を通してやることになりました。
警察署で会って以来、相手方と接触することは一切ありませんでした。
我が家として被った被害は思ったより大きく、弟の葬儀が終わってからすぐ車を修理に出しましたが1ヶ月後の父の葬儀までに納車が間に合わず、途中で代車を大きな車種に変えてもらうなど…バタバタでした
たかが扉1枚と思いきや、実は前後も揃えて塗装し直すとか窓フレームをいったん外して作業するとか…なかなかの大事になったのです！
左側面全て塗装やり直し及び代車を1ヶ月近く利用で、相手保険会社への請求は40万近くとの報告がありました。
しかも相手方の保険会社から最初に私宛に電話が来た時に『当て逃げされましたからね！』とハッキリ言ってやったお陰か、相手方保険会社は翌年の保険の継続を断るかもしれないと言っていました。
大きな代償になりましたね…
この件でやっぱりドラレコって事故の決定的な証拠になるんだなあと痛感しました。
それから自分達の反省点も。
後々冷静に考えたら、もし相手が逆上すれば息子に危害が加えられたり、下手したらエンジンがかかった車ごと連れ去り証拠隠滅もあったかもしれないと、怖くなりました。
息子は『逃げるな！とか今当たりましたよね？って言った方が良かったんかな？』と警察署で言ってましたが、このご時世、子どもだけと分かれば何をするか分からない人もいます。
息子がいてエンジンがかかっていたから助かりましたが、本当なら駐車中も録画するような機種のドラレコにすべきなのかもしれませんね。
100％はないですけど。
あ、警察官の方からのアドバイスを書いておきます。
ドラレコの録画保存時間って意外と短くて、2時間くらいで上書きされちゃうらしいんですね。
だから遠出するときは、メモリーカードの予備を持って出た方がいいらしいです。
事故が起きたら上書きされる前にまず記録されたメモリーを抜き、予備に変えることをおすすめしますと言われました。
盲点ですね…ご自身のドラレコの機種がどうなってるかご確認下さい。
いずれにせよ、逃げるのが全ての元凶でした。
そんな話がありました、ということで皆さんの生活のお役に立てたら幸いです。
ご清聴、ありがとうございました。