​​​自閉症スペクトラムのグレーゾーンと言われ二次障害として摂食障害を患って入退院を経験しながら、高校受験に立ち向かっている息子について書いています。


あくまで我が家での出来事や治療の経過をかいているので、同じ病名でも同じ経過を辿るとは限りません。
参考までにご覧下さい。


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12月に入りました。




気温の乱高下と共に、我が家も皆…仕事や学校でアップダウン激しく暮らしております真顔







息子はついに期末テストを終え、受験前の最終局面へ。




支援級は普通級とは内申書が違うみたいですから期末テストの結果がはっきり内申としてつかないのでしょうが…



最後なので備忘録として結果を記録します。



(ちなみに、支援級のテストなのでベースは中2までです。

問題数も普通級ほどありません。

息子の場合は志望校が決まっているため入試対策できるように、国数英の教科担任は志望校用に問題を作成してくれました。

副教科は普通級で受けています。)



国語 86点

数学 70点

理科 100点

社会 100点

英語 92点

技術 43点(50点満点)

家庭科 46点(50点満点)

保健体育 24点(50点満点)

美術 提出作品及び授業内での制作で評価のため筆記試験なし

音楽 合唱コンクールでのクラス成績及び練習参加率などから総合的に判断し算出のため筆記試験なし。





この結果をもとに家族で感覚過敏について分析してみました。




息子に限った話かも知れませんが、傾向として感覚過敏において聴覚がポジティブに働いていると感じます。




なぜそう思ったのか。




小学生時代にクラスの端っこの子が話す悪口まで聞こえてしまい、それで本人が精神的に参ってしまったことがあるほど聴覚が特に敏感な我が子。



しかし本人は決して感覚過敏をネガティブには捉えておらず、例えば授業で話を聞いているだけの方が頭に入りやすいと言っていました。

板書しながら黒板見たり書いたりバタバタするよりは、ちゃんと聞いて自分の中で『ふーん、そうなんだ』と納得して理解する方が得意だと。



だから【自習が嫌い】なんですよね。

『教えてくれなきゃ勉強できない』っていうのも、教科書を読むだけでなく説明して欲しいということなんでしょう。




何が言いたいかと言うと…

今回、中3の二学期にこれまでになく色々な授業に出席できたことが期末テストの結果に繋がったのではないかと思うのです。





嘘を書いても仕方ないので事実をありのままに書きますが


自宅で勉強したのは壊滅的な英語だけです。


その代わり、授業はちゃんと聞いていた&先生とたくさん雑談をした、らしいです。




家庭では

『は?テス勉?やる訳ないじゃん。

俺は第一志望校の受験対策で手一杯なんだ!』

と悪態をつきまくりwww


親の助言なんぞ聞く耳持たず。




でもさすがに英語は何とかしないと第一志望校に落ちると思っているらしく

『母さん!朝と学校から帰ってからの1時間ずつ、英語だけは教えてくれ!』

と泣きついてきました。



まあその甲斐あってか、亀の歩みで英語を理解しております…いやどれ程のもんかは知らんけどwww








今思えば、小学生時代のある学年の担任が板書についてかなり口うるさく指導していた頃に、息子はかなりストレスを溜めていました。




『担任の言うことは絶対』




息子のこだわりに拍車がかかり

①算数の途中式をわざと消す

②横にちょこちょこ書いただけの筆算すら消す

③間違えた問題、先生に指摘された問題に異常な嫌悪感を示す






好きだった算数の成績が落ちていく度、塾の先生や両親がどんなに優しく丁寧に教えても


『このやり方じゃ、学校の先生に怒られる』


と言ってパニックになり、手が付けられない状況でした。




そこを当時もう少し理解してあげたら、と今では思いますが…

こだわりだから仕方ないか

としか判断出来なかった自分を悔やみます。







余談ですが、幼児の時にもこんなことがありました。

風邪をひき鼻水が止まらなくて耳鼻科に行った時に、医師から

『耳が痛いとか、かゆいとかあるかな?』

と聞かれて息子は

『自分の声が耳の中で跳ね返ってる感じがする』

と答えました。


それに医師は驚いて

『自分の症状を的確に答えてくれるから、対処がしやすい!

お母さん、これは中耳炎になりかけているね。

これからは鼻水が黄色くなったら、すぐ連れてきて。』

と、褒めてくれました。

息子は今でもこの先生が大好きです。




またオンラインゲームをしていて仲間が誰も聞こえない敵の足音が聞こえて活躍できたとか、そういうのを『特殊能力があるみたい』と当時は楽しんでいた節があります。



だからこの特長を早く理解し、勉強面でも寄り添っていたら…本人が逆境を逆手に取り武器にできると理解できていたら。

何か状況は変わっていたのかな?と思わずにはいられません。



実際のところ今本人もそれには気づいていて、中1で入院した後学校復帰した時に支援級に入り療養して、中2は入院せずに中3から普通級に行けていたら…進路は違っていたのかな?と言います。



『タラレバだけど時間は戻らんからなあ…

父さんはそれだけが心配だし不安だった』

という旦那の呟きが、刺さりました。






この後に控える個人面談へ向けて、この期末テストを持って全ての内申書及び調査書が決まります。




その合間をぬって、まずは私立高校や専修学校の受験者を対象に怒涛のごとく自己推薦書の作成と面接の練習が始まりました。



ここから一気に志願者登録、願書提出と進みます。




後ろを振り返っても仕方ない。



前をみて、今やれる事を全力でやるしかありません。