筑後の四代目畳屋、波動畳職人
近本秀明です。
今回はリラックスする畳、イグサの色について
お話しします。
人間にとって「色」というものは精神面で重要な
役割があります。
畳の黄緑色、茶黄色は眠気を誘うほどの安心感を
与えると言われています。
畳の部屋にいるとなぜだか落ち着く。
日本人なら日頃感じていることです。
これは、人間の目に映える色彩の落ち着き感と
ともに、皮膚が感じる「光」と関係しています。
人間の皮膚は呼吸していると同時に光も吸収して
います。
畳は年数が経過すると緑色が退色して黄色に
なっていきます。
人は、自分の皮膚の色に近い反射率の色を
感じると安心できるという本能があります。
畳の部屋の反射率は、日本人の皮膚の反射率と
ほぼ同じだと言われています。
だからこそ、日本人にとって畳の部屋は安らぎを
覚える空間なのです。
畳っていいなあ!