筑後の畳屋四代目、波動畳職人

近本秀明です。

日本人の生活の知恵といわれる畳が、

生まれたのは、いまから1300年ほど

前だと言われていま~す。



すごいですね~。でも、もっと古くは

縄文時代、たて穴式住居にワラを敷い

た跡が残っていたそうです。


「それは畳じゃない!」おっしゃると

おりです。それからわらをむしろなど

に加工していったようです。



奈良時代の古事記に八重畳などの敷物

がしばしば登場し、中国の古い書物に

日本で縁(へり)を付けた畳が用いられ

ていた事が記録されています。

今日でいう厚みのある畳が生まれたの

は平安時代です。



王朝貴族が贅を尽くして造らせた豊か

さの調度具でした。
photo:02



そうなんです、えらい人しか畳には

座れなかったんですね~。



縁(へり)には朝鮮半島から伝わった絹

織物などを使い装飾性を兼ねそなえた

物だったようです。

photo:01



貴族たちが縁(へり)のある畳の上で

囲碁を楽しんでいる絵がのこっていま

す。



日本人が浮気もせず1200年にも渡って

選び続けてきた敷物、床材なのです。

「最近、浮気している人が多い!」?

そうなんですか?いや、やっぱり日本

人は畳ですよね~。私は、日本人の

DNAの中に畳文化が組込まれていると

思いたい。畳の中で心も癒されると信

じたいです。又次回に畳の歴史のお話

しをさせて頂きます。