村八分(むらはちぶ)という言葉があります。

 

八分とは冠・婚・建築・病気・水害・旅行・出産・年忌の8種のことで、これらは制裁が加えられる対象となり、村人は関わる(助ける・手伝う)ことはありませんが、残りの2種である火事と葬儀は別とされていました。

 

つまり、火事と葬儀の時は、どれだけ「除け者」扱いされていても村全員で行う、それだけ大切な行事だということです。

 

先日、安倍元首相の国葬が行われましたが、その同日、同時刻に多くの抗議活動が行われました。

 

国葬への賛否はかなり声高になっていたのでご存じの方も多いかと思いますが、いざ始まってしまえばそこは静かに故人を偲ぶのが人の道というものです。

 

国葬義当日に安倍元首相の顔面に射的をするパフォーマンスがあったとの記事がありました。

 

この記事を目にした時、とことん「愚かな」日本人がいるものだと心底悲しくなりました。

 

国葬へ反対しているのか、安倍元首相が嫌いなのか、その両方なのか

 

真偽は定かではありませんが、ここまでくると精神構造(良心)を疑います。

 

射殺された故人の顔写真を射的(おもちゃの銃)で撃つ

 

撃つ人も撃つ人なら、それを見て自らもやりたがる人、盛り上がる人も同罪です。

 

日本人はここまで倫理観を失った人が増えてしまったのでしょうか・・・