想い出がいっぱい H2O
H2O(えいちつーおー)は、日本のフォーク系ポップデュオ。
1976年に結成され1985年に解散。1999年に再結成したが、現在グループとしての活動はしていない。
「想い出がいっぱい」(おもいでがいっぱい)は、H2Oの5枚目のシングル。1983年3月25日発売。発売元はキティレコード(現・ユニバーサルミュージック)。
元々はフジテレビで放送されたテレビアニメ『みゆき』エンディングテーマに起用された楽曲。B面は同アニメのオープニングテーマ「10%の雨予報」。
『みゆき』をテレビアニメ化する際に放送権を獲得していたのは、H2Oが所属するレコード会社・キティレコードの親会社であるキティフィルムだった。その関係から、当時無名だったH2Oの楽曲が急遽主題歌に採用された経緯がある。オリコンシングルチャートで最高6位、累計売上も40万枚を超えるヒット曲となった。それまで全くヒットを飛ばせていなかったH2Oが5作目にして初めてオリコンシングルチャートにチャートインできた作品でもあり、グループの知名度を一気に上げることとなった。原作者のあだち充も本作を相当気に入ったようで、『みゆき』の連載最終話において阿木燿子の作詞を引用する形で印象的なシーンを演出している。
H2Oは、続いて『みゆき』の後期オープニングテーマ「Good-byeシーズン」を発表し、その後も数作品を発売しているがヒット曲が生まれなかった。1996年1月25日にCD化され再発売されたが、その際にはc/wに「Good-byeシーズン」と「想い出がいっぱい」のカラオケバージョンを収録している。2007年7月現在、H2Oの作品でオリコンシングルチャートでチャートインしたのは本作、次作と、本作のセルフカヴァーバージョンの3作のみである。
その影響から、一発屋の扱いを受けているが、本作はその売上以上の知名度を獲得した楽曲と言える。中学校や高校の音楽の授業や合唱コンクールで歌われたり、卒業ソングとして紹介されたりしたため、放映当時に視聴していた世代のみならず、幅広い世代に知られるようになった。2000年代に入ってからは、中学校の音楽の教科書にも掲載されている。
なお、オリジナル発売から20年後の2003年には自身が「想い出がいっぱい ~the 21st Century~」としてセルフカヴァーした。
2005年にはキヤノンのプリンター、「ピクサス」のCMソングにも起用されて、当時放送された速報!歌の大辞テンでも紹介されていた。(スポンサーであったため。)
想い出がいっぱい~the best collection~/H2O
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