周囲の期待、巨人ドラフト1位という責任。すべてを理解し自覚したうえで、先を見据えた。「それ(先発6人枠)を目標にしていかないといけないと思う。競争に勝ち抜いていけるよう準備したい」。この日は遠投を70メートル強まで延ばし、約5キロのロードワークでも道を間違えつつ、トップから約1分遅れの4位に入った。第2クールを終え「例年に比べて体を動かしてますし、自然に動く感じ」と体力面の仕上がりには手応えを得た様子。「あとはボールを投げること。2月19日からのオープン戦に合わせていければいいかなと思っています」と話した。
そんな頼もしい大物新人の姿に、原監督も「非常に目が輝いてる。彼は先発ローテーションに入るのが大きな目標でしょうし、我々も彼に入ってもらいたいという、ひとつの青写真をしっかり持ってますから」と大きな期待を隠さない。今日15日のオフは体の手入れをするという沢村は「2月1日から投げ込んでオープン戦で結果を残したいと思います。焦りはないですね」。ぶれずに1歩ずつ突き進んでいく。【浜本卓也】
[日刊スポーツ:2011/01/15 10:10]