木村コーチ死去「奇跡祈っていたが」原監督涙 | 路地裏の片隅で

路地裏の片隅で

好きな事が中心に書かれています。

 木村コーチの早すぎる死に、球団関係者は沈痛な表情を見せた。

 巨人ナインらは阪神戦のため、兵庫県芦屋市内のホテルに滞在。7日午前、報道陣の前に姿を現した原辰徳監督(51)は「何とか奇跡を、とそれだけを祈っていたが、非常に残念です」と絞り出すような声で語り、ハンカチで涙をぬぐった。

 主将の阿部慎之助選手(31)は「拓さんはきっと、病院でも『試合に行かないと』と、思っていたと思う。拓さんの分も、僕らはやらないといけない」と唇をかみしめた。

 記者会見した清武英利球団代表によると、家族の希望で木村コーチは巨人のユニホームを着て、病院から広島市内の自宅へ戻ったという。宮崎県立宮崎南高の先輩でもある清武代表は、「どん底の2006年に入団し、巨人を日本一に引き上げてくれた立役者」と涙を流して功績をたたえた。

 米カリフォルニア州のエンゼルス球場で悲報を聞いた米大リーグ、エンゼルスの松井秀喜選手(35)は「コーチになられたばかりで、これからジャイアンツのために力になろうとしていたところでしょう。苦労された選手だから、若い選手に伝えられることも多かったと思う。本当に残念です」と悼んだ。

 巨人軍広報部によると、7日早朝に木村コーチの死去が報じられると、巨人のホームページには「あなたの笑顔は一生忘れません」「キムタクさんは本当の野球人でした」など、正午現在で2153件の追悼メッセージが寄せられている。


ペタしてね