毎年年末恒例の今年の漢字は。。。
『税』です。
防衛力強化に向けた財源を賄うため所得税など増税への議論が一年を通じて活発に行われたほか、住民税などの定額減税やインボイス制度、新NISAやふるさと納税の厳格化など、税にまつわる様々な話題が続いたからではないか、としています。
過去の今年の漢字
2022年 『戦』
ロシアのウクライナ侵攻により戦争の恐ろしさを目の当たりにした年。円安・物価高による生活上での戦い、スポーツでの熱戦、挑戦も注目されました。
2021年 『金』
コロナ禍で開催された東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が多数の金メダルを獲得したほか、大谷翔平選手が大リーグMVPを満票で受賞するなど、リアル二刀流でシーズンを通して活躍。さらに松山英樹選手の日本人初のマスターズ制覇、藤井聡太棋士の最年少四冠達成など、国内外でこれまで成し得なかった多くの金字塔が打ち立てられました。
2020年 『密』
世界中が新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けた一年。3密という言葉が提唱され、生活・行動様式が密にならないよう国民が意識し続けました。海外でも「3C Crowded places , Close contact settings,Confined and enclosed spaces」としてメッセージを発信されるまでに。また、政治判断が密室で行われたことや芸能界での密会報道などでも使われた年でした。
2019年『令』
新元号令和に新たな時代の希望を感じた一年。令和が日本最古の歌集・万葉集からの出典で、海外にBeautiful Harmony=美しい調和と説明されたことや、令の字が持つ意味・書き方にも注目が集まった。また、法令改正、法令順守、警報発令、避難命令としても使われた年でした。
2018年『災』
北海道胆振東部地震、大阪府北部地震、島根県西部地震、西日本豪雨、台風21号、24号の直撃、記録的猛暑など、自然災害の脅威を痛感した一年で、災害の経験から全国的に防災意識が高まり、多くの人が自助共助の大切さを再認識した年でした。
2017年『北』
北朝鮮ミサイルの北海道沖落下や九州北部豪雨などの災害から、平和と安全の尊さを実感した年でした。
2016年『金』
リオ五輪に沸き、東京五輪に希望を託した金(キン)と、政治と金(カネ)問題に揺れた年。スポーツ界に新たな金字塔、マイナス金利初導入、シンガーソングライターの金色衣装などにも注目が集まりました。
2015年『安』
安全保障関連法案の審議で、与野党が対立。採決に国民の関心が高まった年。世界で頻発するテロ事件や異常気象など、人々を不安にさせた年。建築偽装問題やメーカーの不正が発覚し、暮らしの安全が揺らぎました。“安心して下さい”のフレーズが流行するなど、人々が安心を求めた年でした。
2014年『税』
消費税率が17年ぶりに引き上げられ税について考えさせられた年。税に関わる話題が政財界で多く取り沙汰された1年でした。
2013年『輪』
日本中が輪になって歓喜にわいた年。人とのつながりの輪を感じた1年。未来に向けた更なる輪を実感、注目されました。
2012年『金』
金に関する天文現象の当たり年。数多くの金字塔が打ち立てられた1年。金(かね)をめぐる問題が表面化されました。
2011年『絆』
東日本大震災をはじめとした大規模災害により身近でかけがえのない人との絆をあらためて知る。なでしこジャパンのチームの絆にも感動しました。
2010年『暑』
夏の全国の平均気温が観測史上最高を記録して、熱中症にかかる人が続出。また、チリ鉱山事故で暑い地中から作業員全員が無事に生還しました。
2009年『新』
さまざまな「新しいこと」に期待し、恐怖を感じ、希望を抱いた一年。世の中が新たな一歩を踏み出した今、新しい時代に期待したい。
2008年『変』
日米の政界に起こった変化や世界的な金融情勢の変動、食の安全性に対する意識の変化、物価の上昇による生活の変化、世界的規模の気候異変など様々な変化を感じた年でした。
2007年『偽』
身近な食品から政界、スポーツ選手にまで、次々と偽が発覚して、何を信じたら良いのか、わからなくなった一年でした。
2006年『命』
悠仁様のご誕生に日本中が祝福ムードに包まれた一方、いじめによる子どもの自殺、虐待、飲酒運転事故など、痛ましい事件が多発。ひとつしかない命の重み、大切さを痛感した年でした。
2005年『愛』
紀宮様のご成婚、「愛・地球博」の開催、各界で「アイちゃん」の愛称の女性が大活躍。残忍な少年犯罪など愛の足りない事件が多発したこと。愛の必要性と愛欠乏を実感した年でした。
2004年『災』
台風、地震、豪雨、猛暑などの相次ぐ天災。イラクでの人質殺害や子供の殺人事件、美浜原発の蒸気噴出事故、目を覆うような人災が多発。「災い転じて福となす」との思いも込めて。
2003年『虎』
阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝、衆議院選挙へのマニフェスト初導入で政治家たちが声高に吠えたこと、「虎の尾をふむ」ようなイラク派遣問題など。
2002年『帰』
北朝鮮に拉致された方の帰国、日本経済がバブル以前の低い水準に戻ったこと、昔の歌や童謡のリバイバル大ヒットなど「原点回帰」の年でした。
2001年『戦』
米国同時多発テロ事件で世界情勢が一変して、対テロ戦争、炭そ菌との戦い、世界的な不況との戦いなど。
2000年『金』
シドニーオリンピックでの金メダル。南北朝鮮統一に向けた"金・金"首脳会談の実現。新500円硬貨、二千円札の登場など。
1999年『末』
世紀末、1000年代の末。東海村の臨界事故や警察の不祥事など信じられない事件が続出して、「世も末」と実感。来年には「末広がり」を期待。
1998年『毒』
和歌山のカレー毒物混入事件や、ダイオキシンや環境ホルモンなどが社会問題になりました。
1997年『倒』
山一證券など大型倒産の続出や、サッカー日本代表が並みいる強豪を倒してワールドカップ初出場が決定しました。
1996年『食』
O-157食中毒事件や狂牛病の発生、税金と福祉を「食いもの」にした汚職事件が多発しました。
1995年『震』
阪神・淡路大震災や、オウム真理教事件、金融機関などの崩壊に“震えた”年でした。