奈良の大和文華館で開催された

 

「特別展 レスコヴィッチコレクションの摺物

―パリから来た北斎・広重・北渓・岳亭―」

 

に出かけてきました

 

あべのハルカス「広重」展との

連動企画です

(こちらも後日出かけてきました🎵)

 

 

江戸の摺物(すりもの)の見事な昇華キラキラ

世界を魅了した浮世絵師たちの作品を堪能しました

 

摺物とは販売用ではない特別注文で

主に浮世絵師が描いたもの

 

豪華なもの手間のかかるもの

趣向のあるものが多く

わずかな数しか刷られなかった

希少な作品が

もうもう見事にどっさりと

展示されていましたキラキラ

 

 

旅絵あり、愛らしい動物画あり、歌舞伎絵あり

ともに出かけた4人

それぞれにお気に入りの絵を見つけ、

豊かな時間を過ごしましたイエローハーツ

 

すべて撮影OK

お気に入りから少しご紹介カメラ

 

 

 

 

歌川広重「雪の門松に犬」

 

めっちゃかわいい

じゃれあうワンコ

 

 

添えられた歌も、その書もすてき

 

ちゃんと役してくださって(ありがたや)

最初の狂歌は

 

家ごとに立つ門松の

三かいも四かいも同じ祝う初春

 

戌年の初春の絵ですって

 

(*狂歌とは江戸時代に流行った

風刺や洒落を効かせたこっけいな短歌)

 

 

歌舞伎絵も多くって

それが当時の歌舞伎を愛する人たちの

息吹まで伝わるようで

ワクワクしましたイエローハーツ

 

 

 

葛飾北斎

「七代目市川団十郎の工藤祐経と五代 目岩井半四郎の舞鶴」

 

*余談ですが「咲かせて三升の團十郎」って

波乱に富んだ七代目の半生を描いた小説が

とっても面白かったの

前に書いた記事です

 

 

 

 

 

 

筋隈を寒紅梅にたとえるとは

いいねえ〜イエローハーツ

六代目の「暫(しばらく)」ですよ!

 

 

二代歌川豊国

八代目(八代目市川団十郎の外郎売と らや藤吉と三代目市川新之助の茶屋廻 りの新助)

 

こちらは八代目!

絶世の美男と謳われながらも

若死した江戸の華キラキラ

 

(しかし外郎売ってもう新之助くんのイメージだわ

また観たい)

 

 

魚屋北渓

「花見五番続 三味線」

 

近ごろ三味線が気になるわたし

三味線を手に花見の芸者さん

裾模様の千鳥がすてきね音譜

 

狂歌は

「魂は花にのまれて

のみさしの酒を胡蝶に

すはす吸筒」

 

花に見とれるうちに

水筒に入れた酒に蝶が寄ってくる

 

ですって

いいなぁラブラブ

 

魚屋北渓

「鞠の神」

お猿さんが鞠してる〜

と思ったら鞠の神様!

 

 

蹴鞠の名手、藤原成道とのお話しですって

面白いのでそのまま載せますね

 

 

二代葛飾戴斗

「鯉」

 

きれいなブルー

魚の目ってよく死んだような目に例えられるけど

この鯉さんの目はとってもチャーミングキラキラ

水面には桜の花びらが浮いてます

 

狂歌には桜は花の王と書かれています

竜となる勢い見せて…

鯉が滝を上って龍になる故事になぞらえているのね〜

 

ほかにもたくさんお気に入りがありました

わたしが観たのは前期でしたが

後期と合わせておよそ260点ですって

堪能いたしましたキラキラキラキラキラキラ

 

 

 

 

美女たちとカメラ

みな着物を着る人たちだけど

体温超えの酷暑につき(毎日だけど;)

洋服で

(前夜、皆に電話して一人でも着物だったら

と思ったけどw;わたしも挫けましたw;;)

 

 

近くのピザ屋さんでランチ〜

 

 

楽しかったです〜イエローハーツ