こんにちは、岡田奈美子です。
先日のセラピーから思ったことをシェアさせて頂きますね。(個人情報の為、少し修正しています^^)
色々なことに気づくことができ、だからこそ色々と傷つき、周りにわかってもらえづらい人でした。(不登校でした)
でも魂的には大人より細やかで深いところを見ることができるので
本来は「すごいヤツ」のはず。
だから「すごいヤツ」になっていないところをまず見つけ、解決する作業をしていきます。
今まで、一生懸命その子を心配する家族は、色々と言って聞かせますが
その子は、舌打ちをして、暗い顔で部屋に閉じこもることに。
おじいちゃんが「アイツは世の中、なめとる!」と強めに出ましたが
とても勘がいいので、おじいちゃんに会わないよう、うまく避けるようになりました。
おばあちゃんだけは、「本当はとっても優しい子なんです。
私が、腰が痛いとき、いつの間にかそばにきて、さすってくれたり、どんなに雨が降っていても整骨院に湿布を取りに行ってくれる子なんです。」とのこと。
そのうち家族は、はれものにさわるようにして、その子に何も言わなくなりました。
だから一人、ずっとスマホでなにかしているとのこと。
いつも前髪をのばして目を隠すようにして、大きめのマスクをしています(見た目は不審者っぽい)。
コミュニケーションに問題があるんじゃないか?
今よく聞く発達障害(ASD)かもしれないよ?
でも本人は絶対病院には行かないだろうね、困ったもんだ、どうしたらいいのか・・・、
そんな話が家族のなかででていました。
その子の秀でている個性の特徴として
・一瞬で、するどく色々なことが深くわかる
・敏感で、繊細
・一つのことに集中して取りくむ
・何事にも自分なりのこだわりがある
・手先は器用、でも性格は不器用・照れ屋、だからわかりづらいが(笑)そこはかとなく優しい
・理解しない上から目線の人には本心を話さない(→コミュニケーションに問題あり!と誤解される)
・左脳の働きもすごいが、右脳の働きもかなり突出している印象(理性と芸術性が共存してる→普通の人とはわかりあえにくい)
・孤独を愛し、大人も顔負けの突出したすごいところがあるのに、幼くてさみしがりな一面がある
この子は、実年齢よりもはるかに誇り高く
もうすでに悟ったような鋭い視点をもつ人なんです。
でも家族は「平均的な人」ばかりなので、お互いにわかり合えなかった・・・。
外国人同士のような感じなのに
「家族だから」「血がつながっているから」という理由で
家族は「わかりあえるはずなのに、わかり合えない。だからこの子はどこかおかしい」
本人も「どうせわかってもらえない。家族とはもう話したくもない」となっていました。
家族は、その子の敏感で「よくないところ」をいっぱい話すのですが
「いいところ」には全く気づいていませんでした。
一人だけ、女性性の高いおばあちゃんはわかっていましたが
家族の皆さんが、「女性性の高さ」をばかにする雰囲気があったので
「おばあちゃんがそうやって甘やかすから」という風に捉えていました。
HSP ・ HSCさんが何か問題を起こしている、といった場合
家族のバランスをとるために起こしていることが多いです。
「ねぇ、家族のバランスよくないよ!ちゃんととっていこうよ」と
その子のなかの敏感くんが反応し、「問題を起こして、バランスの悪さをぶっこわ~す!」ということ。
今回は、ご家族にそれぞれ今まで自分に足りていなかった部分・多すぎた部分をお伝えさせて頂き、
ご自分の中の「バランス」をとってもらえるようにお話ししました。
(ずっと固まっていたその子が、ふんわり優しい笑顔をみせたのがこの時。ずっと一人でわかるが故に言えなかったのでしょう)
自信を失って、もう固まるしかなかったその子には
ヒーリングと「自分って本当はこんな人!」というレクチャーをしました。
敏感な人って、文字通り敏感なので、「本来あなたはこういう人だよ」と伝えると
死んだような目が突然、キラりと光りだすので「わかりやすいなー」といつも思います^^。
この子は、特に頭、前頭葉の働きに秀でているようにみえました。
だから考えると、考えすぎて、長くごちゃごちゃと悩んでしまうのですが・・・。
先ほど、その子の特徴にあげた「幼くて、さみしがり屋」な面は、あって当たり前なんです。
「人に関わりたい!」という思いは
「さみしくなる」という気もちがあるからこそ起きるものだから。人間らしい気持ちなんです。
「発達障害」の特性があるかどうかは、心理士の検査(必要ならお医者さんの診断も)になりますが
「HSP・HSC」のネガティブさだけでなく
「本来の自分」を知ってから、検査を受ける方がより正確に結果がでると思います。
なぜならHSP・HSCさんはネガティブになると
とことんネガティブになって、発達障害と間違えられたり、うつっぽくなる可能性が高くなるので。
私の個人的な意見ですが
アーティストの米津玄師さんが、発達障害のASDだったというネットニュースを見たことがあるのですが(信憑性はあるのかな?)
ラジオ(2017年頃の菅田さんとの会話)での米津さんの話し方を聴いていると
多面的な視点で、男性性も高いけど、女性性もかなり高く、細かいところにこだわる芸術的な面、職人肌なところ、わかる人にはすごくしゃべる所など
HSPっぽいなー、と感じました。
家族とわかりあえない時期があったとしたら
一時的に、自閉的にみられるような言動になってしまっていただけかもしれません。
HSP・HSCさんと家族は、ネガティブな気持ちに振りまわされ、軸を失いやすいもの。
だからこそ、ご自分が敏感でも、お子さんが敏感でも、
まず「この個性で、しあわせになるよ^^」と心に決めてください。
親なら「わたしと、この子、一緒にしあわせになろう♪」と決めてください。
すると、しなやかな軸がこころに育ちます。
なにをするにも、まず「軸」が大事。すべてはそこから始まります。
子どもに当てはまる場合は、親が一人で悩まず、この記事をお子さんに見せて下さい。
「あっ、ここに自分のことが書いてある」というのは、かけがえのない安心感と生きる力になります。
※今回のお話がすべての人に当てはまるわけではないことをご了承くださいね。
人気記事 「敏感な個性 HSP・HSCは、どこで診断できるの?」
HPの9月の記事タイトルは「うちの子(or私)は本当にHSP・HSC!?」です。
今日もありがとうございました。
岡田 奈美子(公認心理師・スクールカウンセラー)
敏感・HSP・HSC・ひといちばい敏感な子・不登校・エンパス・インディゴチルドレン・クリスタルチルドレン・情緒障害・発達障害・ADHD/ADD(注意欠陥・多動症)・ASD・自閉症・自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群・小学生・中学生・カウンセリング・アダルトチルドレン・診断・検査・相談