春日若宮おん祭 主な神事 12月17日② | ドット模様のくつ底

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奈良が好きなライターの瞬間ブッダな日々の記録。
福祉的な目線から心の問題を考えています。

①では13:00~のお渡り式までご紹介しました。

続きです。


12月17日


12:50~13:50


「南大門交名の儀」(なんだもんきょうみょうのぎ)


大門跡にて。


興福寺内を出発して一之鳥居までの

「下の渡り」の中心行事。

祭礼の主宰権を持つ興福寺への敬意を表し、

またお渡り式に不備がないかをあらためるもの。


13:00~14:30


「松の下式」


「影向の松」(ようごうの松)前にて。


一之鳥居からお旅所までを「上の渡り」という。

能舞台の鏡板に描かれているといわれる影向の松の前を

通過する際、

陪従(べいじゅう)・細男(せいのお)・猿楽・田楽らが、

芸能の一節や所定の舞を演じ、お旅所に入ることを許されるというもの。


14:30~


「競馬」(けいば)


一之鳥居内馬出橋よりお旅所前の勝敗榊まで。


14:30~

23:30


「お旅所祭」(おたびしょさい)


お旅所にて。

お旅所の正面には、若宮の行宮が設けられ、

その前方には芸能奉納が行われる芝舞台がある。


奉楽のなか染御供(そめごく)を捧げるなどの神事が行われ、

引き続き15時30分ごろから23時ごろまで、


神楽・東遊び・細男・舞楽などが奉納される。


14:30~


「稚児流鏑馬」(ちごやぶさめ)


参道で行われる稚児による流鏑馬。


23:00


「還幸の儀」


若宮神を18日午前0時前までにお旅所より

若宮神社へお還しする行事。

遷幸の儀と同じく大松明が道を清める。


若宮神社で待ち受ける神人らによる

待太鼓が鳴り響くなか、

若宮神は本殿に鎮まる。


その後、神楽殿で社伝神楽が奏せられる。



12月18日


13:00


「奉納相撲」(ほうのうずもう)


お旅所南側の特設土俵にて。


14:00


「後宴能」(ごえんのう)


お旅所芝舞台にて。




(月刊大和路「ならら」地域情報ネットワーク刊

「おん祭特集」より転載)


以上で予習が終了です。

明日は
春日大社様へ取材に行かせて頂きます。


奈良の夜は大変冷え込みますので、

おん祭を見学の折は、防寒の上、

行かれる方がいいと思います。