間違いやすい用字用語・慣用句⑥ | ドット模様のくつ底

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奈良が好きなライターの瞬間ブッダな日々の記録。
福祉的な目線から心の問題を考えています。

アメブロの新エディタ機能が導入されて以来、
記事作成欄の横にあるスライドバーが
突如消えてしまう!ということがよく起こっています。

下書き保存後、
前に書いた内容がスライド出来ないことで、
書き足せなくなるなんてことになってしまい、
面倒なことになってしまいますね。

どういうことなのでしょうか・・・・・。
(ぼやいてみました)


さて、今日は再びこのシリーズです。
「間違いやすい用字用語・慣用句」

一度は学んだはずなのに・・・
忘れてしまっていないでしょうか?
再確認も含めてここでは学んでいこうと思っています。


第6回
今日は「は」行です。


この中には誤用か、あるいは誤用とは言えないけれど、
新聞では統一して使うものや適当でない言い方も含まれています。


・排気ガス⇒排ガス、排出ガス

・敗戦の将、兵を語らず⇒敗軍の将、兵を語らず

・(・・・と)吐き捨てた⇒吐き捨てるように言った。

・働きずくめ⇒働きづめ

・鼻にもかけない⇒歯牙にもかけない、はな(洟)も引っ掛けない
            (「まったく問題にしない、相手にしない、無視する」意味の慣用句。)
・鼻にかける⇒自慢する

・はなむけ⇒(卒業や旅立ちなど送別の際に贈る言葉や金品。
        「社長が新入社員にはなむけのあいさつ」
        「亡き乳へはなむけのホームラン」などは誤用。)

・歯に絹着せぬ⇒歯に衣(きぬ)着せぬ

・腹が煮えくり返る⇒はらわたが煮えくり返る

・被害を被る⇒被害に遭う、損害を受ける

・人質を釈放⇒人質を解放

・ひと段落⇒一段落(読みは「いちだんらく」)

・人を借り(狩り)集める⇒人を駆り集める

・微に入り細にわたって⇒微に入り細をうがって

・火ぶたを切って落とす⇒火ぶたを切る(「幕を切って落とす」との混用)

・日を夜に継いで⇒夜を日に継いで、日に夜を継いで

・貧すれば通ず⇒窮すれば通ず、貧すれば鈍する

・不足の事態を予想して⇒万一の事態に備えて

・符丁(ふちょう)を合わせたように⇒符節(ふせつ)を合わせたように


・物議を呼ぶ⇒物議を醸す

・フリーの客⇒ふりの客(「ふり」は紹介や予約のないこと。)

・(バレエの)プリマドンナ⇒プリマバレリーナ(「プリマドンナ」はオペラの女性主役)

・ ~べき⇒(「べき」は連体形なので、文をこの形で止めない。「実行するべきとの考え」は
       「実行するべきだとの考え」とする。)

・下手な考え休むに似たり⇒下手の考え休むに似たり

・(国会)で法案が成立した⇒法が成立した

(記者ハンドブック 新聞用字用語集 第12版)



頭の体操になりました。

それでは今日も皆様が幸せでありますように。