インタビュー原稿の執筆と編集 | ドット模様のくつ底

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奈良が好きなライターの瞬間ブッダな日々の記録。
福祉的な目線から心の問題を考えています。


今日はぼやき程度の駄文ですが、
よろしければ読んでやって下さい。

雑誌や本では記事の素材収集のために取材を行います。
(TVやラジオなどでも取材を行っていますが
それに関しては知らないのでここでは除きます)

大手のような出版社ならば、
編集者・ライター・カメラマンがセットでいて、

ライターが執筆、編集者が編集、カメラマンが記事に合うイメージカットを撮るといった、
分業がなされるのですが、

奈良の場合、編集とライターを一人でやってしまうことが多いです。
写真も場合によっては自分で撮っています。

写真は文化財関連の場合、
まず自分で撮るなどの行為のほとんどは、
寺社さんに認めて頂けません。



原稿の取材方法は、

執筆を依頼して原稿を書いて頂く場合や、

ライターがインタビュー形式で取材を行い、
ライター本人が執筆する場合、

対談形式による取材やアンケート取材を実施して、
それらをライターがまとめて原稿にする場合など

多岐にわたります。



取材対象者がご自分で執筆することを選択される場合は、
書き慣れている方(学者、指導者など)が多いです。

専門的な内容であれば、
その方が原稿の仕上がりが早いということもあります。

このときの文責(ぶんせき)はご自身で持たれます。

インタビュー形式のものをライターが執筆して原稿にする場合、

取材対象者によっては相応の能力が問われます。

普段執筆をされると難しい文章を書かれる方の
インタビューというのは特に難解です。

文字を起こしたあと内容がまとまるように話の総入れ替えや、
言葉のわかりやすい変換、補足などをしていくのです。

私はパズルを組み合わせるような気持ちでいつも作業にあたります。
先ほどの難解な、それもロングインタビューの場合は、
3000ピースくらいのパズルでしょうか(笑)

こういう方は話を聴いているときは、
めちゃめちゃ面白かったりするのですが、
文字にするのが相当テクニックがいるのです。

幸い、私はオタク性質なのでこの作業が苦ではなく、
むしろ楽しかったりします(笑)


原稿が仕上がりそれを編集する人は、

わかりにくい表現、表記をわかりやすく変換し、
難しい言葉に注釈を入れたりルビをふったりします。

そして原稿が仕上がるとそれとともに
イメージに合う写真やイラストとともにラフデザインをかき、
デザイナーにレイアウトを組んで頂くことになります。

私はライターと編集を兼務しています。

去年上梓した『僧力結集』では
20名のお坊様は、ほとんどの人がインタビュー形式での取材でした。

幸いにして、皆さまは
広報担当されるようなご住職であったりとか、
執事さんなので、取材なれておられ、
今思い返すと、皆様にかなり助けて頂いたなあと思います。

奈良の先輩に原稿の校閲を入れて頂いた時は、

「ちょっと校正が急ぎすぎちゃったね~」とか、
「よくこれだけの人の話をまとめられたよね」
と言われながら、
かなりのテコ入れがあったりもしました。

そして今回も。。。

私にとって実力以上の仕事になりました。

奈良の先輩に校閲をお願いしたところ、

前回と同様にテコ入れがあり、
自分の至らなさを痛感することになりました。

残念ながらこれが現実です。

取材をするうちに予想もできないような
難題に向き合うことになったりもします。


今制作中の本は権様ご本人から。。。
厳しいお叱りがありました。

先輩のご助言の通りに仕上げまして、
再校正を提出。

昨日、戻しがあったのですが、最後に
「よろしい」と書かれてあり、
ようやくクリアになりました。


あとは校正を重ねて、
校了までのカウントダウンがはじまりました。

そして、昨日は
春日大社、東大寺、奈良国立博物館の
写真申請の許可書が届きました。

同日に写真申請までもクリアになったんですよね。

全然関係なくそれぞれに許可書を出して、
奈良公園エリアの写真がすべて同日にクリアになり、
しかも春日さんの原稿まで「良」が出るということが重なったわけです。

昨日の奈良公園の思い出の記事が功をなしたのでしょうか(笑)

今度の本も面白いと思います。

今まで全国でもこんな形の本はなかったと思いますので、
貴重な第一弾です。


残りの作業も最後まで油断せず、
無事上梓させるぞ!!おお!!!

長文をここまで読んで頂きまして
ありがとうございました!!


それでは今日も一日、
皆様が幸せでありますように。