中学校の学習指導要領でダンス!? | ドット模様のくつ底

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http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/1221013.htm



中学校武道・ダンスの必修化

文部科学省では、平成20年3月28日に中学校学習指導要領の改訂を告示し、
新学習指導要領では中学校保健体育において、
武道・ダンスを含めたすべての領域を必修とすることとしました。
武道は、武技、武術などから発生した我が国固有の文化であり、
相手の動きに応じて、基本動作や基本となる技を身に付け、
相手を攻撃したり相手の技を防御したりすることによって、
勝敗を競い合う楽しさや喜びを味わうことができる運動です。
また、武道に積極的に取り組むことを通して、武道の伝統的な考え方を理解し、
相手を尊重して練習や試合ができるようにすることを重視する運動です。

ダンスは、「創作ダンス」、「フォークダンス」、
「現代的なリズムのダンス」で構成され、
イメージをとらえた表現や踊りを通した交流を通して
仲間とのコミュニケーションを豊かにすることを重視する運動で、
仲間とともに感じを込めて踊ったり、
イメージをとらえて自己を表現したりすることに
楽しさや喜びを味わうことのできる運動です。
(文部科学省HPより引用)


中学校では平成24年度からこの指導要領に基づいて
武道とダンスが必修になるので、
この話題がニュースに取り上げられていました。
武道はいいと思うんですが、ダンスはどうなのでしょうか。。。
すでに文化祭や体育祭などで創作ダンスに
取り組む機会はありますよね。

これらの導入の理由に
仲間とのコミュニケーションを豊かにすることをあげていますが、
それは球技などでも図れることのように思います。
体育では個人ベースでひたすら記録に挑戦することも大切ですよね。

体育の先生らしき人たちが

ダンススクールに通っている映像がニュースで流れましたけれども、

何だか不思議な光景でしたよ。

ダンススクールで不慣れなダンスを懸命に踊る先生たちの映像と、
 
軽快にステップを踏んで踊りまくるダンススクールのキッズたちの映像が
 
交互に流れて、何だか空しい気分になりました。

概ねこれが現実だろうなと思います。。。
先生は子どもたちにとって尊敬できる存在でいてほしいではないですか。
いろんな分野を包括して、それらすべてに高い能力がなければ
先生でないということではないでしょうし、
先生方には専門分野に徹してもらって、
子どもはそこから学べばいいと思うんですよね。

体育の指導要領に取り入れて必修にするならば
その道のプロである武道家・ダンサーなど
本格的に教えられる先生がいるんじゃないでしょうか。
いまさらダンススクールに通って指導されてもねえ。。。
たとえば生徒の中ですでにダンススクールに通っている
ダンスのうまい子が、他の子の習っていない子も教えることで
ダンスの楽しさを知らなかった子が、
それを知るきっかけになるようなことがあればいいのかもしれませんね。
私は体育として取り入れなくてもいいように思いましたが、
どうなんでしょうね。
気になる話題でした。

それでは今日も一日、
皆さまが幸せでありますように。