明日からようやく仕事復帰となります。長かった休日。
その最終日に、録画しておいたプロフェッショナル-仕事の流儀-を観ています。

“世の中に突きつけるものがなければ、ものを作っている意味がない”という、
茶碗職人の樂 吉衛門(らく きちざえもん)さん(63)。400年もの歴史を背負い “いま” を焼いている彼の目はやはりものすごい力を感じる。

ガツンとしたもの…激しさ。

それは優しさだったり、厳しさだったり、人間臭さだったり。
何かを逸脱したものを世に贈り出すということの出来るひとの作品というのは、
もちろんひとによって伝わる種類もパーセンテージも違うと思うけれど、何らかの形となって、自然とひとのこころに伝わるものなんだろうなと思った。
そしてそういうひとの、作品への想い、努力、熱意は素晴らしいまでに高い。
沢山の苦悩、大きな壁にぶつかって、それでも決して上手くいく保障なんてない世界で生きている。

音楽の世界を含めて、表現の世界すべてに通じるもの。

樂さんが『受け取ってくれた “誰か” が、ずっと宝物のように持っていてくれるような、“これ良いな、ずっと持っていたいな” と思ってもらえるような作品を作る。
それが自分が茶碗を作っていく意味で良いじゃないか。って思った。』
という答えに至ったという話を聞いて、約5年前、師匠に言われた言葉と重なった。

“聴いてくれるひと達の宝物になるような音楽を作っていかなくちゃ駄目だよ?”

師匠からもらった大切な言葉です。他のひとはどうか知らないし、自分なんてまだまだひよっ子だけど、この言葉のお陰でいま音楽に向き合えている気がします。

2013年、今年の “ ジタバタ ” も楽しめそうです!